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小祝さくらに聞くツアー初優勝への思い 「焦りはあまりない」

＜マンシングウェアレディース 事前情報◇12日◇新南愛知カントリークラブ 美浜コース（6446ヤード・パー72）＞
今季トップ10入り9度。後半戦に入り2度の2位を含むトップ5入り4度と好調の小祝さくら。ルーキーとは思えない活躍を続ける20歳に、ツアー初優勝への思いを聞いた。
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11、12日の2日間ともハーフを回り調整を行った小祝。例年伸ばし合いとなる大会とあって「コースはスコアが出そうな感じなので伸ばさないと厳しい」という印象を抱いた。目標は「10アンダー以上」と言うが、「出るか微妙です」と小祝らしい、のんびりとした言葉も口をつく。
7月の「センチュリー21レディス」では最終日をトップで迎えながら米国のアマチュア選手、クリスティン・ギルマンに逆転負け。2週前の「ゴルフ5レディス」ではプレーオフのすえ申ジエ（韓国）に敗れるなど、惜敗が続く。先週のメジャー大会「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」でも健闘。ツアー初優勝への期待は日に日に高まるばかりだ。
小祝もさぞ1勝目を渇望しているかと思いきや、意外にも「まずは『予選を通ればいいか』という気持ちで毎週臨んでいます。調子もそんな感じです」とあっけらかんとした様子。さらに「そんな上位にいける感じではないし、逆に成績がよく出てくれている感じです」と続ける。
しかし、その言葉にはこういう真意がある。「早く勝ったところで実力が伴っていなければ2勝目もない。しっかり実力をつけてから優勝したい。焦りもあまりないですね」。現在の課題はアプローチなど小技だと小祝は言う。ここを克服したうえでの優勝が、今後に繋がるものだと考えている。もちろん「勝ちたいという気持ちはある」というのは当然で、1勝目の先を見た取り組みが続けられる。
大会を主催するデサントと契約するホステスプロとして臨む大会。練習後には前夜祭に参加し、プロアマに出場する関係者らとの交流を楽しんだ。「ホステスの試合なのでいい結果で終われるよう、上位を目指して頑張りたい」。この大会でも目指すのは、あくまでも「上位」だ。自分が目指すべきプレーができた時、その言葉が「優勝」にかわるのかもしれない。
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