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「私もしっかりと準備している」河本結はステップから着実に階段をのぼる

＜山陽新聞レディースカップ 初日◇14日◇東児が丘マリンヒルズゴルフクラブ(6,380ヤード・パー72）＞
国内女子ステップ・アップ・ツアー「山陽新聞レディースカップ」初日。7月のプロテストに合格した20歳の河本結が、6アンダー・2位タイと好発進を見せた。

前半で5バーディ・ノーボギーと順調にスコアを伸ばし、後半は12番で1つ落としたものの、17番、18番の2ホールを連続バーディフィニッシュ。
「グリーンも柔らかかったので攻めていけた。後半は我慢しながらのプレーが続きましたが、耐えるなかで最後に2つバーディがきてくれました。この大会はアマチュア時代から出場していて、勝ちたい気持ちが強い。初日に優勝が見える順位につけられたのは良かったです」と手ごたえを口にした河本。
今季ここまではレギュラーツアー6試合、ステップ7試合と両ツアーを転戦しているが、今大会からは残りのステップ6連戦に集中。
「ステップ・アップ・ツアーの賞金女王になりたい。勝ちたい気持ちは誰にも負けない。準備をしてきたので、あとは気合だけ。優勝だけみて頑張りたい」と、まずは6月の「Skyレディース ABC杯」以来のステップ2勝目、そして逆転賞金女王へ向けて、気持ちを高める。
9月初頭の「ゴルフ5レディス」では一時上位争いを見せ、注目を集めたが、「レギュラーツアーでは黄金世代と呼ばれるみんなが頑張っていてすごく刺激をくれる。もらってばかり」と、今は勝みなみ、新垣比菜、小祝さくらなど同世代を追う立場。だからこそ…「私もステップで成績を残して、みんなに刺激を与えたい。“絶対いつかは追い越してやる！私もしっかりと準備しているので待ってて”という思い。土台を固めつつ、着実に階段をのぼっていきたい」。
先週の「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」では、プロテスト合格者たちが裏方として大会に携わるルーキーキャンプに参加。スコアラーや球探し、キャリングボード担当などを行ったが、「仕事をしながらも（優勝した）申ジエさんのプレーを見ていると楽しさを感じました。選手の対応でボランティアさんの気持ちが変わるということも実感しました。プレーだけでなく、対応も含めて一流プロになりたい」と、プロとして戦う上での心構えを新たに。残り2日間は「1打1打に集中して自分を信じて回る。最後まで諦めずにプレーして、ファンの方に楽しんでもらいたいです」と抱負を述べた。（文・標英俊）

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