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データ上、抜群の相性を誇る選手を発見したが… 今週も“初勝利の調べ”が会場に鳴り響く？【データ好き！記者A＆人情派記者Mの大胆予想】

＜ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント 事前情報◇20日◇利府ゴルフ倶楽部（6,534ヤード・パー72）＞
国内女子ツアー「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」が明日21日（金）に開幕。宮城県の利府ゴルフ倶楽部を舞台に行われる大会を、データ好き記者Aと、ドラマティックな展開大好き記者Mが今週も予想する。

■ホステスプロ、地元高校出身者、リランキング組…白熱の展開必至
1973年に初開催され、今年で46回目を迎える大会は、東北で行われる今季唯一のトーナメントとして杜の都を盛り上げる。昨年は畑岡奈紗がトータル12アンダーでプロ初優勝を飾った大会は、先週優勝した香妻琴乃や小祝さくら、新垣比菜らホステスプロや、有村智恵、原江里菜といった東北高出身勢など、多くの選手にとって特別なタイトルとなる。
また、今大会終了後に第2回リランキングが確定することもあり、後半戦の出場権獲得に燃える選手達の“悲喜こもごも”にも注目が集まりそうだ。
■意外？と相性が出る利府ゴルフ倶楽部 過去3試合でトップ5のショットメーカーがついに…
昨年大会では畑岡奈紗が初日に出遅れながらも、2日目に「64」、そして最終日に「65」と驚異の猛チャージで優勝を掴んだ今大会。とはいえ、過去5年の成績を見ても何人もが2桁アンダー、という戦いとなることはほぼなく（1番多い年で2016年の4人）、先週のようなノーガードの打ち合いとなるケースはほぼないと見ていいだろう。
過去5年の優勝者を見てみると、昨年スポット参戦で優勝した畑岡がいるということもあり、共通項は少ない。ただし、過去5年の全選手の成績を見ると相性がはっきりと浮かび上がってくる。
16年覇者・李知姫（韓国）は17年大会でも2位。13年優勝のイ・ナリ（韓国）は翌年6位タイ、次の年も9位タイとこちらも利府ゴルフ倶楽部でのイメージは良さそうだ。
中でも注目したいのはテレサ・ルー（台湾）。過去5年で出場した3試合全てでトップ5（13年2位タイ、14年3位タイ、16年4位）。内、2試合はトップ3と相性は抜群だ。いよいよ今年、念願のタイトルを手にできる可能性は高い。
■もう1つの“琴”の音色も聴きたい！
最終日、特に終盤のせめぎ合いに加え、ツアー初優勝を決めた香妻の号泣シーンなど、まさに“ドラマティック”という言葉がふさわしい熱戦となった先週の「マンシングウェアレディース」。へそではなく、目頭が茶を沸かすほど熱くなった記者Mは、今週も血がたぎるような展開を期待しつつ優勝者をはじきだした。
先週の試合結果を受け、今大会での活躍を期待しないわけにはいかない選手が一人いる。それが堀琴音だ。そう、『2週連続で“琴の調べ”がトーナメント会場に奏でられるのでは…』というイメージがふくらんできたのだ。
この2人、重なる部分も多い。香妻は2014年に2度もつれこんだプレーオフをどちらも制することができず初優勝のチャンスを逃すと、その後シード落ちなど低迷も味わった。一方の堀も、2016年「日本女子オープン」や、昨年「サントリーレディス」の2位など、タイトル獲得にあと一歩及ばずという試合を幾度も経験。さらに今季は20試合の予選落ち、2度の棄権と不振にあえいできた。
今シーズン序盤について堀は、「ショットが右45度の方向に飛んでいくこともあった」とその状態について語っていた。しかし、最近は「ショットが安定してきた。ミスが許せる範囲のミスになっている」と表情に明るさが戻ってきた。現在賞金ランク111位と苦しむ堀としても、ここらで大きな波に乗りたいところだ。
さらに、この予想を“補強”する情報も。8月に行われた45歳以上のプロが対象となるレジェンズツアー「シブヤカップ」では、内田琴子がプロ初優勝を挙げているのだ！琴生産量日本一の広島県福山市にも負けず劣らず、ツアー全体で“琴の字”が存在感を発揮している状態だ。こうなったら、女子ツアーが誇るもう一つの琴も鳴りを潜めているわけにはいかない。今週も苦難からの初勝利を告げる調べが会場で奏でられたら…これは絶対にドラマティック！

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