<第46回ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント 事前情報◇20日◇利府ゴルフ倶楽部(6,534ヤード・パー72)>
今大会終了後に、第2回リランキングが行われ、「スタンレーレディスゴルフトーナメント」から「大王製紙エリエールレディスオープン」までの出場優先順位が決定する。シード選手50人にプラス46人という試合が増えそうだが、主催者推薦枠や特別シードもあるため、今回のリランキングでは28位以内に入っておきたいところ。
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それ以下の選手にしてみれば、まさに正念場となるが、現在31位の三浦桃香にしてみれば、少しでも順位を上げておきたいのかと思われた。しかし、本人からは意外な答えが返ってきた。「リランキングのことを気にしても気にしなくても成績が変わらないのでいつもどおりのゴルフをするだけです」。たしかに、余計なプレッシャーをかけるよりも、目の前の1打に集中できる環境をつくったほうが得策だとも言える。
その三浦が今回用意しているのが、7番ウッドと9番ウッドの2本。「3番ユーティリティの代わりに7番ウッド、4番アイアンの代わりに9番ウッドを試したのですが、練習ラウンドではいい感触でした。ただ、試合で使うかどうか正直まだ迷っています」という。
今大会の開催コースである利府GCはグリーンが硬く、ボールの転がりが速いセッティングになっている。パー5や長いパー4で2打目を打つ際にユーティティやロングアイアンだとボールが止まりにくい。7番ウッドや9番ウッドのほうが、ボールを高く上げることができ、スピンもかかると判断したわけだ。意外にも、ゴルフを始めて以来、7番ウッド、9番ウッドを使うのは今回が初めてという三浦。もしも使えるとなれば、今後に向けて、ゴルフの幅が広がる確率は高い。
また、今大会に特別協賛している住友ゴム工業株式会社は、三浦がアマチュア時代から用品提供などで世話になり、プロになってからもキャディバッグやボール、グローブ、キャップなどの契約を結んでいる。いわばホステスプロとして臨むだけに、「少しでも恩返しができたらいいなと思います」と、気合いも入る。ここ最近は思うような結果を残せていないが、開幕時と比べて成長した自分がいることを信じて戦うだけだ。(文・山西英希)
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