<ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント 初日◇21日◇利府ゴルフ倶楽部(6,534ヤード・パー72)>
2バーディ・2ボギーの「72」のイーブンパーでフィニッシュしたイ・ボミ(韓国)。24位タイでのスタートとなったが、表情が明らかに前日よりも明るくなっていた。
黒のドレスをまとったイ・ボミ…大人っぽいけどキュート
「今まで不調だったアイアンショットがようやく良くなってきたんです。特にスイングを変えたわけではないんですけどね」
この日のパーオン率は66.67パーセントと18ホール中12ホールでグリーンをとらえた。けっしていい数字だとはいえないが、わずかにグリーンを外したホールもあっただけに、単に数字では判断できない手応えを感じたのだろう。ただ、アイアンの好調さに反して、ドライバーショットの調子は今イチだったという。
「右に曲げるのが怖くてしっかりと左足に体重を乗せることができないんですよね。それが分かっているから早く振ろうとしちゃうんです」
その結果、左に曲げることが増え、この日は14ホール中7ホールでフェアウェイを外していた。
ボミのスイングを客観的に見ると、以前よりもフィニッシュまでしっかりと振り切っていないように感じられる。にもかかわらず、飛距離は落ちていない。それだけミート率が高いのかもしれないが、曲がってしまってはスコアメイクもままならない。イーブンパーでホールアウトしているのは、アプローチやパットなどのショートゲームが衰えていないからだ。「ドライバーショットのいい日はアイアンショットが悪く、アイアンショットのいい日はドライバーショットが悪いんですよね」とボミ。今はその幅を少しでも狭くすることが課題のようだ。(文・山西英希)
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