<ツアー選手権 最終日◇23日◇イースト・レイクGC(7,362ヤード・パー70)>
プレーオフシリーズの4戦でなんとか面目躍如。松山英樹が最終戦の「ツアー選手権」で4位タイに入り、苦しかったシーズンを終えた。
【写真】松山英樹のスイングのキモ!注目は“視線”にあり!
シーズン序盤は左手のケガのため苦戦。結果を出せずにもがいたシーズンだった。レギュラーツアー終了時点で未勝利。プレーオフ4戦に突入したが、ここから粘りを見せた。初戦を15位タイとし、2戦目は4位タイ。3戦目でも15位タイと安定した成績で、最終戦出場が許されるフェデックスカップランキング30位以内に滑り込んだ。
「あっという間に、なんの成果もなく終わってしまったというのがなんか寂しいですけど、来年、来シーズンに向けてやるべきことがすごくあることが分かっている。何をやっていけばいいか、一つ一つ、今までにないようなオフの送り方をしたいと思います」
シーズン当初のケガが影響したのは想像に難くないが、それを口にすることはない。不本意な結果に終わってしまったシーズンに成果なしと切り捨てたが、それでも最終4戦では存在感を見せた。「たまたまプレーオフで頑張った感じはある」としながらも、生き残り合戦の最後に4位。フェデックスカップランキングでも13位に入るなど、トッププレーヤーの地位は守ることができた。
「シーズンを通してトップ10前後でプレーできる力をつけて、たまにトーナメントをリードしていけるようなプレーができたらいいなと思います」と、上位安定を課題に挙げる。「もうちょっとやれるんじゃないかという期待もありましたが、そこまで来ていないというのが分かった。もっと上を見るのなら、ショットを磨かないといけない」と、最後は自分に厳しい松山らしく締めくくった。
このあとのスケジュールについては、2018-19シーズン2戦目の「CIMBクラシック」からのアジア3連戦出場を示唆。「3試合で優勝できないとオフシーズンが長くなるので、ちょっと頑張らないといけないですね」。19年初戦の「セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」出場には、この3試合のいずれかで優勝が必須。年明けのハワイ行きを目指し、松山が短いオフに入る。
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