<アジアパシフィック ダイヤモンドカップゴルフ 最終日◇23日◇武蔵カントリークラブ 笹井コース(7060ヤード・パー71)>
この日は、池田勇太の一人舞台だった。後続に1打差の単独首位で迎えた最終ラウンド。スタート1番をボギーとしたが、その後すぐに立て直し。続く2番(512ヤード、パー4)でバーディを奪うと、1打差で追ってきたチャン・イクン(韓国)が同じホールでダブルボギー。ここからは、ほぼ池田の独走状態となり、危なげなく6打差で節目の20勝目を達成した。
【写真】キャディさんととっても楽しそうな池田勇太
この2番は難易度1位のホールだが、「フェアウェイにさえ打てればピンに打っていける自信がある」と、5Iで3メートルにつけた。そして、この5Iには実は「6」と番手の刻印がある。8月に投入したキャロウェイ『ROGUE PRO』は飛び系アイアンのため、6Iに「5」、5Iに「4」とマジックで書いて使用していた。
池田がクラブ契約フリーになり、賞金王になったのが2016年。その頃からコース所属のハウスキャディを毎回指名するように。今回も「ハウスキャディのミカちゃん」と、歳上の藤原美香さんのキャラを引き出しながら、軽妙なトークでやり取りを楽しみ、マジックで書かれた数字も「キャディさんが間違えないように」との配慮だった。
今回は相当に余裕があったのか、明るい表情が目立った池田。「苦虫噛んだみたいな顔をしてもしょうがない。明るい情報を我々は提供しないと。意識したわけではないけど、先週の日曜に(大地震で中止となったANAオープンの番組出演で)北海道に行ったこともあるかも」。次の目標は25勝の永久シードだが、得意の秋を迎え、明るくいち早くそれに近づくつもりである。
【池田勇太の優勝セッティング(WITB=Whats in the Bag)】
1W:PRGR RS-Fプロトタイプ
(10.5°、ディアマナBF60 TX、45.25インチ)
3W:キャロウェイ GBBエピック(15°)
3U:キャロウェイ GBBエピック(20°)
5,6I:キャロウェイ ローグプロ ※4,5Iとして使用
6I〜PW:ヨネックス EZONE CB 501フォージド
AW:、ヨネックス プロトタイプ(52°)
SW:タイトリスト ボーケイSM5(55,60°)、
PT:オデッセイ オーワークス ブラック #3T
BALL:ブリヂストン ツアーB330X
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