<トップ杯東海クラシック 2日目◇28日◇三好カントリー倶楽部 西コース(7,330ヤード・パー72)>
初日2アンダー・25位と上々の立ち上がりを見せた2009年大会の覇者・石川遼。だが2日目は4バーディを奪うも、2ボギー・1ダブルボギーとスコアを伸ばせず。スタート時と同スコアのトータル2アンダーでホールアウトした。
それでも随所で東海地区のファンを魅了した。3番では2打目が「フェースが開いて入りすぎた」とシャンクして大きく右へ。50ヤードの距離を残したが「あのアプローチは良かった」と寄せワンでパーセーブ。
さらに8番パー5ではティショットを曲げ、ボールはは木の根っこ付近に。「左打ちで50ヤードくらい打った」と3打目を250ヤード残したが、そこから2番アイアンで5mにつけてバーディ。9番で4オン2パットのダボを叩いたが、15番で左手前4mのチャンスを沈め、ホールアウト。「シャンクしてもパー、左で打ってバーディでしたね(笑)」と笑顔を見せた。
課題は昨日と同じショートゲーム。「3番は良かったがそれ以降のアプローチが良くない。振り幅とボールの飛びが自分のイメージとマッチする気がしない。だからパンチが入ったりしてしまう。一定のリズムで思い切り良く打てないんです」。パッティングは要所を締めたが「方向はいいが入り方がまだ良くないですね。タッチがもう少し合ってくれば。その当たりの微妙な感覚」と合格点はつけられない。
それでも32位タイで決勝ラウンドに進出し、次戦「日本オープン」までにブランクを埋めるための猶予は2日生まれた。明日以降は台風24号接近により雨予報だが、「先週もそうでしたが、意外と雨の日で掴んだこともある。どのくらいの雨か心配ですが、ラウンドができれば楽しみですね」と残り2日間で手ごたえを掴むことへの期待を口にした。(文・秋田義和)
<ゴルフ情報ALBA.Net>