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首位発進の藤田寛之は“半信半疑” 「ワクワク感も期待感もない」その理由

<日本オープン 初日◇11日◇横浜カントリークラブ(7,257ヤード・パー71)>
49歳の大ベテランが日本一決定戦で首位発進を決めた。4年ぶりの優勝を目指す藤田寛之が、8バーディ・1ボギーの「64」をマークし、ソン・ヨンハン(韓国)、ブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)とともに、7アンダーのトップに立った。
【写真】暗闇のなかにスコアボードがクッキリ
スコアだけを見れば「120点です」。最高の滑り出しだが、気持ちは曇りがちだ。連続バーディを獲っても、「いつ以来だろう」と思うほど苦しい日々が続いてきた。それだけ調子が上がらない。今季トップ10は先々週の「トップ杯東海クラシック」の8位のみ。賞金ランキングも67位に低迷する藤田にとって、前半だけで6連続バーディを奪っての好スタートも、“半信半疑”のラウンドだった。
「ショットが常に良くて、特にセカンドがピンにつけば内容もいいといえるけど、チップインバーディがあったりと、半信半疑で回っている。ワクワク感や期待感がないんです」と、晴れない心境を明かす。「絶対にやってはいけないミスもまだある」と、結果良ければすべてよしとはいかないのが、目下(もっか)の藤田の悩みだ。
絶好のバーディチャンスばかりでなく、チップインありの、10mも沈めた。ショットでつけたバーディももちろんあるが、「160ヤードから左のピンに対して左に外したりしている」と、悩みは尽きない。スイングについても師匠の芹澤信雄に「かなりしつこく聞いています」と、前向きに取り組んでいるが、50歳を前に、どこかかつての自分と違う感覚に襲われている。
「以前は、だいたい2013年、14年くらいまでは日本オープンはかなりのウェイトを占めていた大会。最近は出られてホッとしている。『来年は出られるの?』と思ったり…」と、シニア入りの年齢が間近に迫っている藤田のモチベーションに変化が出ている。事実、最後の優勝は14年の9月。首位に立つのも同じく14年の「三井住友VISA太平洋マスターズ」以来。長いトンネルを抜け出せずにいるあいだに、考えも下降線をたどってきた。
「シード権の心配をリアルに感じているのは今年がはじめて」。ここ数年は最終戦の「日本シリーズJTカップ」に出られるかどうかが心配の種だったが、今では「日々、一生懸命向き合っているから、シード落ちしてもしょうがない」とも。それでも感情は複雑だ。「思いとしてはまだシニアではない。もう数年レギュラーツアーで頑張りたいし、もう一度優勝トロフィーを見せたい気持ちはある」と、完全に火が消えたわけではない。
今年の5月には、常に切磋琢磨してきた谷口徹が50歳でこちらも国内公式戦の「日本プロゴルフ選手権」を制した。「谷口さんからのメッセージととらえています。スゴイ先輩だなと思った」と、少なからず刺激は受けている。「優勝争いとか考える余裕はない。少しでもいいスコアでやりたいだけ」とはやる気持ちを抑えるが、日本一の大会で首位発進を決めたという事実が、不安だらけの藤田の背中を押してくれる。(文・高桑均)
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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