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藤田光里 QT前のステップ2連戦は「試合勘を養える…優勝も狙いたい」

＜京都レディースオープン 事前情報◇16日◇城陽カントリー倶楽部 東コース（6352ヤード・パー72）＞
17日（水）に開幕するステップ・アップ・ツアー最終戦「京都レディースオープン」。10月31日からのセカンドQTを控える藤田光里は、先週の「日台交流うどん県レディース」に続き、2週連続でステップに出場する。

今年1月に左ヒジを手術し、臨んだ今シーズン。ここまでレギュラーツアー11試合に出場しているが、予選通過は1度のみと成績を残せていないのが現状だが、来季の出場権をかけたセカンドQTは迫ってきている。
手術から約9か月経っての状況を聞くと「正直、まだ自信をもって打てていない。ハマればいいし、ダメなら…という微妙なところです。自分はドローボールを打ちたい！って思っても、体はこれまでの球筋のフェードの打ち方に反応している。思い描く球が打てず、なかなか噛み合ってこないのでモヤモヤしています」と藤田。最近、やっとドライバーがコース内の範囲に収まりつつある、といった具合で「なんとか組み立てられるのかな。でもイメージを持ってボールを操ることはできていない。痛みがなく、楽しんでゴルフはできるけど、競技にはなっていませんね」。
現状を打破するために手術に踏み切ったことは一切後悔していないが、早く感覚を取り戻そうと思ってもそうはいかず、不安は募る。「完璧に感覚が戻るには、2年くらいかかると言われたので。今年QTを突破できたらラッキーですが、正直、まだまだ結果がでなくても仕方がない、と思う自分もいます」。
半信半疑のなか、迎える実戦機会だが、出場するからには上を目指し、光明を見出したい。「ラウンド数は少なくなっているので、ステップの2試合で出場機会が増えてよかった。やっぱりほかの選手たちと戦うことで試合勘を養える。ステップに優勝すれば、サードQTから参加できるので、狙うのはそこしかない。思いっきりやりますよ」。気負いすぎず、現在の自分の力を発揮することで、少しづつ新たな道を開いていく。
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