<ブリヂストンオープン 事前情報◇17日◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(7119ヤード・パー71)>
「頑張って2週連続優勝を目指します」と意気込む「日本オープン」覇者の稲森佑貴が、練習ラウンドを終えて目をこすりながら報道陣の前に姿を現した。
【写真】日本オープン優勝時、力強く拳を振り上げた稲森佑貴
日本一を決める頂上決戦でツアー初優勝を果たし、乗り込んだ次戦の舞台。当然会場では祝福の言葉が飛んだが、「メールも200件以上来ていましたし、電話も鳴りまくっていました」と、はじめての経験をうれしそうに話す。
ところが、ずっと目をこすりながらの受け答え。「眠いんです…」と、昨夜はプロ仲間との祝勝会を挙げたが、そこでは少しばかり、いつも以上にお酒も増えてしまった。「今日も前半はフラフラでした」と、なんとか18ホール回ったが、こすり目は昨晩の宴が原因だったようだ。
といっても、後半からは入念にコースをチェックし、激戦に備える。優勝によって世界ランキングも115位に浮上。今後の成績次第では100位以内、さらにはメジャー大会やWGC(世界ゴルフ選手権)への出場に大きく前進する50位以内も見えてくる。「もっと頑張りたいです。マスターズを目指したい。夢物語ではなくなったと思うので」と、鼻息も荒い。
本大会は2015年に優勝争いを演じ2位タイに入るなど好相性。日本オープンの優勝により賞金ランキングは2位に浮上。その資格で出場が決まった中国で開催される次週の世界ゴルフ選手権「WGC-HSBCチャンピオンズ」に向けては、「急きょパスポートを送ってもらいました」と、スケジュールが一変しながらも楽しそうに話す。まずは、初優勝からの連勝を目指す戦いが始まる。(文・高桑均)
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