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稲森佑貴に出水田大二郎　前年覇者・時松隆光は同じ九州出身の活躍に「うれしいけど負けたくない」

＜ブリヂストンオープン 事前情報◇17日◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース（7119ヤード・パー71）＞
昨年大会を制した時松隆光が「ブリヂストンオープン」の舞台に戻ってきた。1年前は台風の影響で、初日と最終日が中止。土曜日時点で首位に立っていた時松がそのまま優勝となったが、「今年は台風が来そうもないので、実力で頑張ります（笑）」と、冗談交じりに連覇への意気込みを語った。
【写真】日本一曲がらない男が、今週も頑張ります！
その昨年大会は36ホールの短縮競技となったが、それでも本大会は時松にとってターニングポイントとなった大会だった。優勝の権利により今年8月の世界ゴルフ選手権「WGC-ブリヂストン招待」に出場。「PGAツアーの選手を間近で見られる機会を作ってくれたので感謝しています。課題はたくさん見つかったので、成長できるように頑張りたい」と、今季は海外メジャー出場も果たし、躍進の年になっている。
今季は「関西オープン」で優勝を果たすなど、上位での戦いが続くが、ツアー4勝目にも貪欲に突き進む。先週の「日本オープン」でツアー初優勝を飾った稲森佑貴や「RIZAP KBCオーガスタ」で同じく初優勝を遂げた出水田大二郎ら、同世代の活躍も刺激になっている。「稲森が勝って、大二郎も勝っている。同じ九州でうれしいけど、負けたくない」と、闘志を燃やす。
目下の目標は当然優勝ながら、さらなる目標も明かす。「12月の『日立3ツアーズ選手権』に出たいです。そのためには賞金ランキング上位にいないと。となると優勝も必要です」と、男子、女子、シニアの3ツアー対抗戦に出場するため、よりいっそう今後の試合に気合が入る。
「今年はラフが短いので、多少曲がってもバーディチャンスにつけられると思います。優勝スコアは15アンダーくらいいくのでは」と、ビッグスコアが必要と予想。昨年の第2ラウンドでは雨のなか「64」をマーク。「よくあの雨のなか好スコアが出せたと思います」と振り返るが、今年は好天のなかでさらなる攻めのゴルフを展開する構えだ。（文・高桑均）

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