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新人ホストの比嘉一貴は恐縮しきり？「出させていただくだけでも…」

＜ブリヂストンオープン 2日目◇19日◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース（7119ヤード・パー71）＞
沖縄出身で身長158センチ。東北福祉大学を今週卒業した比嘉一貴。昨年の11月にプロ転向し、今季はアジアンツアーの下部ツアーで初出場、初優勝。日本では限られた試合数のなか、海外にも活躍の場を見いだし、奮闘を続けている。
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実は比嘉、昨年の国内ツアーのQTはサードでスコア誤記により失格。レギュラーツアーはおろか、下部ツアーの参戦も危うくなり、アジアへ飛んだ。国内は今週の「ブリヂストンオープン」で5試合目、推薦や予選会を勝ち上がるなどして、出場にこぎ着けている。
今週は、ブリヂストン契約プロとして主催者推薦で出場。初日を2アンダーの16位タイにまとめると、2日目も最終ホールのボギーが悔やまれるが、3アンダーで回りトータル5アンダーの18位タイ。首位と4打差の上位で決勝ラウンドに進出した。
小柄ながら、がっちり体型で、浅黒く日焼けした姿は精悍そのもの。堂々としたゴルフは、南国・沖縄で鍛え上げられたどっしり感にあふれる。23歳とは思えない落ち着きも持ち味だが、17番までに5バーディ（1ボギー）を重ね、パー5の最終18番でもスコアを伸ばしたかったところで痛恨のボギー。「終わり方が残念だったので今は…」と、反省の表情を見せた。
「明日はバーディを取り返そうと思います」と力強く言い切ったが、話がホストプロに及ぶと、照れ笑いの連続だ。「僕なんてホストプロといわれても、出させていただくだけみたいなものなので。予選落ちだけはしたくないと思っていました。ホストプロの自覚まではまだないです（笑）」と、必死のゴルフでまずは最低限のノルマをクリアした。
片岡大育、堀川未来夢といった先輩ホストが場を盛り上げるが、ここまできたら遠慮は無用。恐縮しきりの新人が、決勝ラウンドはナンバー1ホストに躍り出てみせる。（文・高桑均）

<ゴルフ情報ALBA.Net>