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中国から米国へ　 小斉平優和が3部ツアーから米ツアー参戦を目指す

＜JGTO Novil FINAL 最終日◇26日◇取手国際ゴルフ倶楽部 東コース（6811ヤード・パー70）＞
来年の国内男子レギュラーツアー出場権をかけたセカンドQTで、余裕のトップ通過を果たした小斉平優和。最終戦でチャレンジ賞金ランク20位内に入り、その資格でのレギュラー参戦を目指したが、その目標は叶わなかった。
2日目に「64」をマークして首位と2打差に浮上。しかし、この日はその勢いが続かず、「途中（この日）2アンダーまできたけど、そこから伸ばせなくて。パープレーで終わって悔しかった」。3バーディ・3ボギーと停滞し、トータル8アンダー・16位タイで終了。賞金ランクは37位に終わった。
「うまくいけばよかったのに」と肩を落とす。本大会で賞金ランクを上げることは、ツアー出場権だけではない、大きな意味があった。
今年は米国男子ツアーの3部ツアーにあたる、PGAツアーチャイナに14試合フル参戦。そのうち2度、2位に入るなど順調に成績を残して賞金ランク4位に入り、日本人として初めて、この資格でウェブ・ドット・コムツアー出場権を獲得（※1）した。
しかし、「4位だと、出場できるのはだいたい3、4試合といわれている」。前半8試合を終えてリランキングがあるため、限られた試合数で結果を残さなければならない。そのため、さらに出場試合を増やすために12月6日から行われるウェブ・ドット・コムツアーのファイナルQT出場も決めている。
加えて、待っているのが日本のQT。今月末に行われるサードQTを通過すれば、11月29日から12月4日まで行われるファイナルQTに出場。直後に米国に渡るという強行スケジュールをこなさなければならない。
それでも、「うれしいです」と、かねてより米ツアー参戦を第一に考えてきた20歳は、期待のほうがはるかに上回る。「ウェブ・ドットで25位内に入って、PGAツアーに行きたい」と、大舞台での活躍を目指して闘志を燃やす。（文・谷口愛純）
※1
同ツアー賞金ランク1位の選手は、米下部ツアーのウェブ・ドット・コムツアーに翌年フル参戦が可能。2位から5位には数試合の出場資格が与えられる。

<ゴルフ情報ALBA.Net>