<第20回PGAティーチングプロ選手権大会 ゴルフパートナーカップ2018 最終日◇26日◇南総カントリークラブ・東コース(6605ヤード・パー72)>
華麗なる逆転劇だった。
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「最終18番パー4でバーディパットを入れれば、3位以内には入れるだろうと思っていましたが……。これを外してパーだったのに、ホールアウトしたら首位と聞かされてビックリしました」
初日をイーブンパーの20位タイで終えた若杉和浩。首位とは5打差あったが、最終組の5組前でスタートすると前半で3つスコアを伸ばし、バックナインも16番まで4バーディ・1ボギー。6つスコアを伸ばす猛攻だったが、最終ホールのチャンスを逃して本人は一時あきらめた。
ところが首位に立ったことを知らされ、慌ててプレーオフに備えて練習グリーンに直行。しかも後続がスコアを伸ばせず、2位に1打差で優勝が決まった。
「正直、今日はトップ10に入ればいいと思っていたので、優勝の実感はまだありません」
と本人も驚いた初V。しかし、2019年の日本プロゴルフ選手権出場権獲得について聞かれると、ようやく笑顔を見せた。
「昨年までレギュラーツアーのQTに挑戦してきましたが、通ったことはありません。これがレギュラーツアー初出場となります。体力作りをしっかりして、今日のゴルフのイメージを忘れずに予選通過を目標に頑張ります」
晴れの舞台を夢見て挑戦してきた46歳に、思わぬ形で転がり込んできたビッグチャンス。レッスン歴はまだ1年半だが、「今後のレッスン活動においても、説得力が出ると思います」と、大きな転機になりそうな1勝だった。
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