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「母国の言葉での声援は力になる」畑岡奈紗は1打差2位 3連覇阻まれた相手と名勝負の予感

＜TOTOジャパンクラシック 初日◇2日◇瀬田ゴルフコース 北コース・滋賀県（6,659ヤード・パー72）＞
やっぱりこの人が気を吐いた。日本で行われる唯一の米ツアー公式戦「TOTOジャパンクラシック」初日、畑岡奈紗が「66」で首位と1打差の6アンダー・2位タイ。日本勢では唯一となるトップ5につけた。
【動画】6アンダーの好発進　畑岡奈紗のラウンド後インタビュー
「全体的に大きいミスがなく、すごく安定したと思う。4アンダーを目指していたので目標達成できて良かった」と獲りも獲ったり7バーディ。圧巻は1打差で迎えた、今大会名物の上がり2ホール連続パー5だった。同組のユ・ソヨン（韓国）が連続バーディを奪うなか、「自分も獲らないと離される」と意地を見せて畑岡も連続バーディ。1打差に食らいついた。
単独首位に立つ相手は「日本女子オープン」で競り合いながらも3連覇を阻まれたソヨン。母国開催で2度は負けられない。「日本での開催は日本勢が勝った方が盛り上がるし、自分の中ではリベンジの思いもある」。一方のソヨンも「最もタフな相手」と警戒。名勝負が再び起こる予感だ。
好発進しても安心はできない。「去年もスタートは良かったのに残り2日間で伸ばせなかった。毎日伸ばさなければいけないのが米ツアー。あすはコンディションにもよるが4つは伸ばせる」。ここ瀬田ゴルフコースでは2005年大会でアニカ・ソレンスタム（スウェーデン）が24アンダーを出しているが、「そのくらいの気持ちで伸ばさないと勝てない。伸ばしてくる選手が出てくる。18〜20アンダーは絶対必要」と語気を強めた。
頂点への道は険しいが、畑岡には強い味方がいる。「自国開催では応援がとても力になる。（LPGA KEB）ハナバンク選手権でチョン・インジが素晴らしいプレーをしていましたが、やはり韓国だからというのもある。母国の言葉でエールを送られると力になる」。地の利を生かして、因縁の相手を捉えにかかる。（文・秋田義和）
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