<TOTOジャパンクラシック 2日目◇3日◇瀬田ゴルフコース 北コース・滋賀県(6,659ヤード・パー72)>
日本のギャラリーの「ナイショー!」がコース内に響くのは今に始まったことではないが、韓国女子ツアーや米国女子ツアーで聞かれる「ファイティン!(頑張れ!)」といえば、韓国人による応援の決まり文句。この日は、この「ファイティン!」がコース内にこだました。
ミンジー・リーの熱狂的応援団 会場では歓声がこだました<大会フォトギャラリー>
首位と2打差からスタートしたミンジー・リー(オーストラリア)が8バーディの猛攻を見せ、ボギーなしの「64」をマーク。前半で3つ、後半でも5つのバーディを奪い、「バーディ列車に乗っているようだった」と一気に首位を奪取した。
韓国系オーストラリア人のミンジーは、母国はもちろん、韓国でも大人気。今大会は韓国から近い日本開催ということもあって、ミンジーの応援団も駆けつけている。「全部で4人かな(笑)」というものの、団員はみなミンジー応援メッセージ入りのバッグや旗、そして横断幕を持ってミンジーのショットやパットに絶叫応援を送っている。
そのグッズに書かれているのが、「Let’s Go!Birdie Train」。ファンの期待通りのバーディ量産に、「いいパットが入ってくれた。このコースはセカンドショットがカギ。その点では、フェアウェイから打てたのもよかったし、全体的にいいゴルフだった」と、パーオン率3位らしく確実にグリーンをとらえ、面白いようにパットを沈めた。
2位に3打差のトータル13アンダーで最終日を迎える。今季はここまで米ツアー1勝で賞金ランキング2位、年間ポイントレースも2位と好調をキープ。世界ランキングも5位と、その実績からも圧倒的有利は揺るがない。それでも「優勝スコアは17か18アンダーかな」と、あすのファイナルラウンドでもバーディ列車に乗って、今季2勝目を勝ち取る。(文・高桑均)
<ゴルフ情報ALBA.Net>