<CMEグループ・ツアー選手権 事前情報◇15日◇チバロンGC・フロリダ州(6556ヤード・パー72)>
米国女子ツアーはいよいよ最終局面を迎える。今週はフロリダ州のチバロンGCを舞台に「CMEグループ・ツアー選手権」が現地時間15日(木)に開幕。ポイントランキング上位72人が進出するこの最終戦に、日本勢からは今季2勝の畑岡奈紗、上原彩子、横峯さくらが出場する。
年間タイトルをかけて競うCMEポイントレースは、今大会を前にリセット。ランキング順で1位のアリヤ・ジュタヌガーン(タイ)から5000pt、2位4750pt、3位4500pt…とポイントが再分配された。これにより上位5選手が優勝すれば自力での年間タイトル、ビッグボーナス100万ドル(約1億2000万円)を手にできる。また、上位12人までは他選手の動向次第でタイトル奪取の可能性がある。
ポイントランキング4位で参戦する畑岡は、この日午前から後半の9ホールをラウンドし、コースの感触を念入りにチェック。その後は練習場でショットの調整をみっちりと行い、午後2時から公式会見に出席した。
「自分が思っていたよりも、すごくいいシーズンを送れた」と、1年を笑顔で振り返った畑岡。2週前に日本で開催された「TOTOジャパンクラシック」でツアー2勝目を飾ったことについては、「応援してくれる方もたくさんいたので、すごくうれしかったです」と、あらためて母国での勝利を喜んだ。
今季は母・博美さんと米ツアーを転戦。ホテル暮らしをしているという畑岡だが、今大会を終えた後はフロリダ州で拠点となる家を博美さんと探す予定だ。今大会で100万ドルを手にした暁(あかつき)には、「このコースの中にもお城みたいな家がたくさんあるので、そういう家がほしいですね」と、“マイホーム”への資金にあてると話した。
しかし、ポイントレース首位を走るジュタヌガーンをはじめ、ミンジー・リー(オ―ストラリア)、ブルック・ヘンダーソン(カナダ)、パク・ソンヒョン(韓国)ら、ビッグボーナスを得るためには、強力なライバルたちを蹴散らさなければならない。19歳のホープが挑む2018年総決算。まずは初日の好発進に期待したい。
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