<CMEグループ・ツアー選手権 3日目◇17日◇チバロンGC・フロリダ州(6556ヤード・パー72)>
年間のポイントランキング1位を目指していた畑岡奈紗は、3日目に5バーディ・1ボギー・1ダブルボギーの2アンダー。トータル6アンダーで12位タイ。首位と10打差と、厳しい状況に追い込まれた。
【スイング写真】バネがハンパない畑岡奈紗のドライバー連続写真
出だしでバーディを奪い、「パー5で獲りたいところで獲れたのでいいスタートは切れたかなと思います」としたものの、続く2番ではダブルボギー。その後は耐えるゴルフが続き、なんとかスコアを伸ばしてホールアウトした。
これにより、年間ポイントレース女王は難しくなったが、まだチャンスはある。今回の最終戦前にポイントはリセットされ畑岡は4位。優勝すれば文句なしの女王だったが、ここにきてのこの位置では、他力本願というところか。
1位のアリヤ・ジュタヌガーン(タイ)は畑岡と同じ本大会12位タイ。2人のレースでのポイント差は750。今大会の順位により加算されるポイントで750ポイント以上の差をつけ畑岡が上位にくれば計算上逆転は可能だ。
もちろんほかの選手の動向にもよるが、チャンスがついえたわけではない。とはいえ厳しい状況に変わりない。「この位置だとあんまり、もうないですね」と、諦めともとれる言葉を残した。
大飛躍の年となった1年を納得のいく形で終わらせるため、レース女王に与えられるボーナスの100万ドル(約1億2000万円)への夢を追い、最後はわずかなチャンスを目指してスタートすることになる。
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