<ISPSハンダ メルボルンワールドカップ・オブ・ゴルフ 初日◇22日◇メトロポリタン・ゴルフ・クラブ>
日本代表の小平智&谷原秀人ペアは、フォアボール形式(2人の競技者がそれぞれ自分の球をプレーし、良い方のスコアを採用)で行われた初日に、2イーグル・3バーディ・1ボギーの「66」をマーク。首位と4打差の6アンダー・13位タイと上々の滑り出しとなった。
前回は松山英樹&石川遼ペアで出場
バーディ、イーグルを次々と決めスコアを伸ばしていく日本代表。この日、特に存在感を発揮したのが谷原だった。4、9番のイーグルに加え、3、13番ではバーディ。ショット、パットともに冴えわたりけん引した。この活躍ぶりに小平も「今日は谷さんに“おんぶにだっこ”でした」と最敬礼。谷原は「僕の方がたまたま近いイーグルパットだったりしただけ」と謙遜したが、初日からお互いの信頼を確かにするラウンドとなった。
各国の世界ランク最上位選手と、その選手が指名した選手で構成されるチーム。日本は最上位の松山英樹が辞退し、次点の小平に出場権が降りてきた。そしてチームメイトとして名前を挙げたのが谷原だっただけに、コンビネーションバツグンなのは当然だ。
開幕前には、話しながらリラックスしてラウンドすることを宣言していたが、それを“有言実行”。「谷さんのショットが真っ直ぐ行って、僕が曲がった時は先にボールへ行って確認しようと思って」とスタスタと進む小平に、「(小平が)先に先に行くから、『ちょっと待てよ〜』という感じでした(笑)」と谷原がついて行くという構図だったようだが、その“粘り足”でオ―ストラリア、イングランド、韓国のトップ3カ国にもしっかりと食らいついた。
明日はペアが1つのボールを交互に打つ『フォアサム形式』でスコアが競われるが、2人ともウンとうなずき自信をうかがわせた。小平は「もう少し僕がしっかりしていれば。谷さんはいっぱいいっぱいでしたね(笑)」と“奮起”を誓う。最後まで和やかムードのなか4日間を戦い抜いていく。
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