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菊地絵理香は自身初の60台にも弱音「読めているんだか、読めていないんだか」

＜LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 初日◇22日◇宮崎カントリークラブ・宮崎県（6471ヤード・パー72）＞
苦手と話していた大会の初日を3アンダー・4位タイで終えた菊地絵理香。ホールアウト後の最初の言葉は「苦手です（笑）」。
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前半から快調に飛ばした。3番でバーディを先行させると、8番、9番でも連続バーディ。折り返してからはバーディこそ奪えないものの、ノーボギー。「ノーボギーも60台も初めてだと思います。今日はティショットが良かった」と、フェアウェイキープは14ホール中10回。パーオンもグリーンを外したのは3回だけと、持ち前のショット力を生かした。
大会前には各選手が深く立たせたラフを警戒したが、朝まで振った雨がラフを寝かせ、逆にやさしくなった。さらには「ラフに行ってはいけないと思って打っているので、ティショットは例年より集中しています。そこが良かった」と、笑顔を見せる。
首位とは4打差あるが、残り3日間ということを考えればあってないようなもの。首位のペ・ヒギョン（韓国）は2イーグルというおまけがついてのスコア。菊地の安定感があれば、上々の位置だ。パットについても「読めているんだか、読めていないんだかわからない」と、相変わらず不安は払拭できていないが、結果を見れば悪くはない。
「今日は今日なので、いい意味で忘れて、また頑張ります」と淡々と話すが、今季未勝利の菊地にとって、公式戦はやはりほしいタイトル。これまでも「日本女子オープン」で惜敗を繰り返し苦汁をなめてきた菊地。苦手意識を逆手に無欲で突っ走り、これまでの借りを宮崎で返したいところだ。（文・高桑均）

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