国内女子ツアーは、シーズン最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」の熱戦が繰り広げられている。今シーズン優勝者、賞金ランク25位以上など精鋭のみが出場できる今大会。狭き門をくぐった選手たちに“今シーズン一番印象に残っている一打”を挙げてもらった。今回は、9年ぶりの優勝など、ここまで今季3勝を挙げている黄アルム(韓国)。
最終戦の様子も現地からライブフォト配信中!
2009年「ヤマハレディースオープン葛城」で初優勝を挙げて以降、勝利の女神に見放されていたアルム。今年の印象に残った一打を聞いてみると、やはり久々の勝利となった「大東建託・いい部屋ネットレディス」を口にした。「これしか覚えていない(笑)」と振り返ったのは、トータル14アンダーで並んだイ・ミニョン(韓国)とのプレーオフで決めたウィニングパット。しかし、印象に残ったのはそのプレー自体ではなかったようで…。
「このバーディパットは全く欲がなかった。『しっかりとボールを打とう』としか考えていなかった。入った瞬間も『本当に入ったの?』ってポカーンとしてしまい、喜べないくらいビックリした(笑)。でも一番印象に残ったのは、その後に穴井詩、葭葉ルミ、福田真未、ささきしょうこなどが待っていてくれたのを見つけた時でした。1時間早く上がっていた人もいたのに待っていてくれていて…。優勝したことよりも、その光景が印象的で嬉しかったです」
この後には、表彰式に向かうアルムのメイクを、葭葉が気づかうなど仲の良さが分かるほほえましいシーンも見られたが、アルムにとっては“絆”を感じる特別な優勝となったようだ。
【黄アルム・2018年の主な成績】
「大東建託・いい部屋ネットレディス」優勝
「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」優勝
「伊藤園レディスゴルフトーナメント」優勝
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