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“滑り込み、おめでとう！” 石川遼は10度目の出場に「これだけハードルが高いとは…」

＜ゴルフ日本シリーズJTカップ 事前情報◇27日◇東京よみうりカントリークラブ・東京都（7023ヤード・パー72）＞
今季優勝者、賞金ランク上位者など、選ばれしツアーの強豪30人が集結する最終戦。先週の「カシオワールドオープン」で、ギリギリの30番目で出場を決めた石川遼は、2年ぶり10度目の参戦となる。
先週Vの虎さんも現地で調整【練習日フォト】
練習グリーンにつくなり、横を通りがかった谷口徹からは拍手とともに「滑り込み、おめでとう！」と愛のあるいじりが入った。おどけてお辞儀を返して見せたが、「カシオでああいう（当落線上の）思いをするのは、結構プレッシャーもありました。結局自力でつかんだものではなかったので、危なかった」と、3アンダー・40位タイに終わった前戦を振り返った。
本大会へは2016年以来となる出場。昨年は10月の「日本オープンゴルフ選手権」から参戦し、予選落ちが続いたため最終戦には出場できなかった。「今年はここまでフルで出場して、これだけ苦しんだのは1年目以来。1年目はプロの洗礼を受けたというのもあったけど、今年は違った苦しさもあった。満足がいくシーズンではなかった」と、最終戦への出場を心の底から喜べない気持ちも残る。
しかし、この大会は15年に優勝を挙げるなど好成績を残してきた。「ここに来れたら、全員イーブンパーからのスタートなので集中してやるだけ」と強いまなざしを見せる。「来年は新たな勝負の年になると思っている。早々にこの試合（の出場）を決められるようにしたい」。ツアー最終戦で、新シーズンへの弾みをつける。
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