<ファイナルクォリファイングトーナメント 2日目◇28日◇東急グランドオークゴルフクラブ・兵庫県(6456ヤード・パー72)>
「ファイナルQT」2日目、脇元華が2バーディ・ノーボギーの「70」とスコアを2つ伸ばし、トータル4アンダーの10位タイと好位置につけた。
痛恨のエントリーミスから1年。ようやく出場できたQTで躍動している脇元。「今日はショットがあまり良くなかった中での2アンダーはまぁまぁかなと思います。パーセーブしないといけないところでできた。ただ、バーディが2つだったので、もっと獲れるようにショットを調整したい」。良かった点だけでなく、明日に向けての課題も出てくるあたりが、初めてのファイナルにも地に足をつけている雰囲気を漂わせる。
ファイナルQT独特の空気にも落ち着いて対応。「周りもピリピリしているなかでどれだけ平常心でできるか。いつも通りできたら一番いいですが、それが一番難しい」。大事にしているのが気持ちの切り替え。「前のホールがボギーでも、たとえバーディでも引きづらないようにしています。そういうのが前より上手くなったかなと思います」。常に目の前の1打に集中することで、平常心を見失わないようにしている。
悪夢のエントリーミスで出場権を失ってから、欧州女子ツアーや台湾女子ツアーのQTを受験。出場権を得た台湾ツアーで今年5月には初優勝を果たした。それでも、やはり日本ツアーへの思いは強い。
「“今年こそ”という気持ちです。去年悔しい思いをした分、練習もたくさんしてきました。成績で結果を残していきたいです」。残り2日も昨年の分までバーディを奪いにいく。
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