<ファイナルクォリファイングトーナメント 3日目◇29日◇東急グランドオークゴルフクラブ・兵庫県(6456ヤード・パー72)>
来季の日本ツアー復帰を目指しQTを受験する宮里美香が、2日目に続いて「71」をマーク。トータル2アンダー・22位タイで最終日を迎える。
ファイナルQTに挑む選手の表情はLIVEPHOTOで!
初日をパープレーとし、昨日、今日は1つずつスコアを伸ばした宮里。「1日のノルマを2アンダーにしているので、足りていないのが悔しい部分」という思いもあり、ホールアウト後は表情が緩むことはなかった。それでも平均ストロークが「72.3824」と全体的に伸ばしあぐねたラウンドをしっかりとアンダーで回り、その安定感を見せつけた。
これまで米国ツアーを主戦場としてきた宮里だが、昨シーズンは賞金ランク157位と低迷し今季シード権を逃す結果となった。さらに最終予選会も68位に終わり、通過に失敗。今年は国内ツアー5試合、米ツアー2試合のみならず、男子の下部ツアーにも2試合出場するなど“流浪の身”となっていた。7月には来季の日本ツアー参戦を発表。出場権を獲得するためのQTには特例でセカンドから参戦し、ここまでたどり着いた。
日本でのQT受験は今回が初。それだけに目標スコアを聞かれても「初めてのことで分からない。とにかくアンダーで回らないとという気持ち」と、“五里霧中”ともいえる状況のなかラウンドを続けている。
昨年のQTでは、33位までに入った選手は、今季の前半戦出場権がすべて降りてきたが、そのラインに照らし合わせると、3日目終了時点で宮里は1打上回っているという状況だ。「しっかりと明日もアンダーで回りたい」。来季の主戦場をかけた戦いも、残りはあと1日となった。
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