<ファイナルクォリファイングトーナメント 3日目◇29日◇東急グランドオークゴルフクラブ・兵庫県(6456ヤード・パー72)>
来季の出場権をかけた「ファイナルQT」は3日目の競技を終了。原江里菜は2バーディ・1ボギーの「71」とこの日も安定したプレーを披露。来季前半戦出場権へ向けて、トータル7アンダー・3位タイと好位置で最終日に挑む。
「プレーの内容は良かったです」と自己評価の高いラウンド。「今日は昨日までよりもピンが振ってあったけど落ち着いてできたし、そういったなかでボギー1つは頑張ったと思う」。そのたった1つのボギーは「もったいない」と悔しいものだが、「“明日に向けて気を引き締めろ”ってことかな」とプラスに捉えた。
「大王製紙エリエールレディス」でQT行きが決まった際には「嫌だ…」と言い、涙も流したが、この1週間は「切羽詰まった感じではなく自分のペースでやれているのはアドバンテージになっている」。その要因の1つが長年コンビを組んでいた保科隆キャディだ。
「いつも試合の時はミスするとすごく怒られるんですけど、今週は優勝するのが目標じゃなく、出場権を得られる順位に入ることなのでボギーを打っても“いいよ、いいよ”と言ってくれる。自分が許せないミスも許してくれるんです。それによって上手く切り替えてできています」(原)
二人三脚で幾多の障壁を乗り越えてきただけに阿吽の呼吸ということか。
明日はいよいよ最終日を迎えるが、「やっと終われる、という思いもありますが(笑)まったく不安がないわけじゃないので、悔いのない調整をして臨みたいと思います」と意気込んだ。
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