今年も様々なことが起こった国内女子ツアー。2018年シーズンを記録とスタッツを見ながら振り返っていきたい。【ボールストライキング編】
【写真】原英莉花が新人戦優勝で見せたこの笑顔
パーオン率の順位と、トータルドライビング(ドライビングディスタンス順位とフェアウェイキープ率順位を足したポイント)の順位を合算したボールストライキング部門は、すなわちショットの総合力を示す数値。昨年から始まった同部門では、2年連続でイ・ミニョン(韓国)が女王に輝いた。
ミニョンのトータルドライビングは2位、パーオン率は3位で5ポイント。パーオンホールでの平均パット数41位、1ラウンドあたりのパット数では71位とグリーン上で苦戦したが、グリーンに到達するまでの力は圧倒的だった。
2位につけたのは比嘉真美子。こちらはトータルドライビング4位にパーオン率2位の6ポイント。飛距離も出てアイアンのキレもずば抜けている比嘉らしく、本来の実力どおりの結果をたたき出した。
3位にはこちらもショット力ではツアー随一の安定感を誇る申ジエ(韓国)。どこからでもグリーンオンするスタイルでパーオン率は1位。曲げないドライバーも相まって、7ポイントと上位に食い込んでいる。
注目すべきは、若手3人衆。4位タイにつけるのは小祝さくらで13ポイント。14ポイントの6位タイに松田鈴英。そして15ポイントの8位に入った原英莉花。3人ともに今季は未勝利ながら上位での戦いが目立った。グリーン上での勝負強さを身につければ、来季は一気に花開く年になりそうだ。
【ボールストライキング トップ10】
1位:イ・ミニョン 5pt(2、3)
2位:比嘉真美子 6pt(4、2)
3位:申ジエ 7pt(6、1)
4位:アン・ソンジュ 13pt(1、12)
4位:小祝さくら 13pt(3、10)
6位:李知姫 14pt(6、8)
6位:松田鈴英 14pt(10、4)
8位:原英莉花 15pt(9、6)
9位:成田美寿々 19pt(5、19)
10位:東浩子 20pt(11、9)
※()内の数字は左がトータルドライビング順位、右がパーオン率順位
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