<ソニー・オープン・イン・ハワイ 事前情報◇8日◇ワイアラエCC(米国ハワイ州)>
昨年の国内男子ツアー賞金王・今平周吾が特別招待で「マスターズ」に出場することがわかった。大会を主催するマスターズ委員会が現地時間の8日に発表した。日本人選手は現時点で松山英樹、小平智、金谷拓実(アマチュア)に続いて4人目となる。
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現地時間10日(木)にハワイで開幕する「ソニー・オープン・イン・ハワイ」出場のため会場入りしている今平が、喜びを語った。
「1週間くらい前に招待状を送るよという連絡が来ました。直接電話がかかってきました。最初はマネジメントをしてくれているところにメールが来たようです。すごくうれしかったです」
子どものころからの夢と語っていたマスターズ出場。昨年末の世界ランキング50位内の資格で出場を目指したが、同53位に終わった今平。大会前週の同50位内での出場を目指してきただけに、思わぬ形での出場決定となった。
「50位に入って出たいというのが、急に出られることになって、ちょっとビックリしています。いままでで一番うれしいですね。マスターズに出るのが夢でした」
昨年は国内1勝にとどまったが、トップ10が14回と圧倒的な安定感で初の賞金王に上り詰めた。婚約も発表し、充実の年を過ごしたが、心残りは1勝に終わったこと。今季は「3勝はしたい」と鼻息は荒い。
今週のハワイから、次週は国内ツアー開幕戦の「SMBCシンガポールオープン」に出場。その後は、「出られる試合には出たい」と、海外試合をこなす予定。現時点では2月の「WGC―メキシコ選手権」出場がすでに決まっている。
かつては、日本の賞金王は毎年出場してきたマスターズだったが、あくまでも世界ランキングで50位内をクリアしてきてのこと。特別招待という枠での出場は異例といっていい。「賞金王でも出られないという話を聞いていたので、厳しいなとは思っていた。できれば、マスターズに出るときには(世界ランキングで)50位内に入りたいというのはありますね」と意気込む。
躍進を遂げてきた今平にとっては、初の夢舞台。自身がオーガスタの地に立つ姿は「全然想像つかないですね」と話すが、実績と将来性をかわれての特別招待。日本の小さなキングが海外勢に立ち向かう姿をマスターズ委員会も期待しているに違いない。
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