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初優勝時の“恩師”と再タッグ　木戸愛は7季ぶりの2勝目に向け「練習に全エネルギーをぶつけたい」　

木戸愛が“シンプル”、かつ“ストイック”に2019年シーズンへと向かっていく。
ドレスから美脚がチラリ　木戸愛フォトギャラリー
17日（木）、中央区築地にあるインドアゴルフ練習場「PGMゴルフアカデミー銀座」で行われたLPGAジュニア育成基金贈呈式に登場した木戸。ここで、スポンサー契約を結ぶTポイント・ジャパン社とともに取り組む、1バーディにつき1000Tポイント（1000円相当）を寄付するチャリティの贈呈を行った。そのイベント後には、約2カ月後に開幕が迫る新シーズンへの思いを語った。
賞金ランク47位（約2355万円）で、辛くも賞金シードを守った昨季について木戸は、「甘かった。やることをしっかりとやっていたら、もっと結果が出ていたと思います。自分の甘さに気づかされた一年でした」と振り返る。そして、「2019年は自分に厳しく、オフの練習で自分を追い込んでいきたい。そうすれば結果はついてくると思うので、練習を頑張ります」と、ストイックに3月の開幕を迎える決意をにじませた。
そんな木戸が、このオフにゴルフに打ち込むため選んだ地がオーストラリア。今夜にも日本を離れ、合宿地へと向かうスケジュールが組まれている。現地では、ツアー初優勝時に指導を受けていたオーストラリア人のコーチ、スティーブ・マクレイ氏と“再タッグ”を結成。「持ち味なのに調子が上がってこなかった」というショットを取り戻すため、クラブを振り続ける。
5週間にわたり、申ジエ（韓国）らも指導していたマクレイ氏と、同行する妹・侑来とともに「ほぼ毎日ゴルフ」という日々を送る予定の木戸。「（ショットが）よかった時のフィーリングは体に残っていて、それはスティーブさんの教えが大きかった」という考えから、昨季中旬に再指導のオファーを出し、今回の合宿が実現した。「かつてのシンプルな考え方から、（キャリアを積むにつれ）どんどんと増えていたものがある。そのなかから無駄なものを減らして、調子を上げていけるよう頑張りたい」。そんな決意を胸に海を渡る。
ここで意識していくのが、スイング時の捻転。先に述べた「よかった時のフィーリング」の一つが、この捻りのイメージだ。この他にも、一つひとつのチェックを仰ぎ、「基礎からしっかりとレベルアップしていきたい」と真夏のオーストラリアで汗を流す。
「2勝目を挙げるためには練習しかない。全エネルギーをぶつけたいです」。2012年の「サマンサタバサ・レディース」以来となる優勝をつかむため、一切の甘えを排除し、自らをいじめ抜く。
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