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【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】新ルール施行で女子ツアーはどうなる!?

新しいゴルフルールに、女子プロたちはどれだけ対応できるのか? 長年の懸案となっているスロープレーをどれだけ減らすことができるのか? 2019年国内女子ツアーの注目すべき点の一つだ。
間違えやすい? 新ルールではヒザの高さからドロップ【写真】
自然発生的に生まれたゴルフというスポーツに、世界最古のゴルフルールができたのが1744年のこと。以来、ゴルフが世界中に広がっていく中で、ルールは様々に変化してきた。だが、様々な局面でプレーヤー自身が審判であり、ルールに対応していくということは変わっていない。
ゴルフの普及に伴い、プロゴルファーが誕生し、トップツアーがあちこちでできる。テレビ放映が始まり、スポンサーがつくようになった。その一方で、一般のアマチュアゴルファーはゴルフを楽しむ。そんな中で、それぞれに対応しようと変化し続けてきたのがゴルフルールだ。
自分自身が審判なのだから、ゴルファーはルールを知っているのが基本だが、中でも競技ゴルファーは、知らなければ話にならない。究極の競技ゴルファーであるプロはなおさらだ。しかし、それでもルールトラブルはかなりの頻度で発生するし、他のプレーヤーに迷惑をかけるレベルのスロープレーも起きているのが実態だ。
今年の1月1日から施行された新ルールは、ゴルフの普及という目的のもと、わかりやすさや時短について十分に考えられ、これまでのものとは大きく変わっている。それだけに準備に時間をかけ、昨年の内にドラフト版を配布。これをさらに煮詰めたものとなっている。それでも、日本では翻訳の手間もあり、まだまだ浸透しているとはいえないのが現状だ。
開幕に備えて、女子ツアーではどんな対応をしているのだろうか。日本女子プロゴルフ協会(LPGA)トーナメント事業部に所属、R&Aのレベル3という資格を持つ競技委員でもある新庄正志氏に聞くと、選手に対しては昨年末にルール改訂点をまとめた冊子を作ってすでに配布。オフのあいだも、12月、1月、2月、3月の開幕直前と4回の説明会を行い啓蒙(けいもう)する計画だという。説明会参加は任意ではあるが「極力出席するように」と呼びかけている。
気になるのは、今回のルール改正で加わった距離測定器の使用についてはまだ検討中とのこと。だが、禁止のローカルルールを定めているツアーが多いことから、これに準ずるものとみられている。
では、実際、試合が始まると予想されるトラブルには、どんなものがあるだろう。まず、他ツアーでもまちがいが起こっているドロップの仕方が考えられる。肩の高さからだったこれまでとは一変し、ヒザの高さから真下にドロップしなければならない。
様々な状況から救済を受ける際にドロップすることは、プレー中、かなり頻繁に起きる。そのとき、ついうっかりこれまでの習慣で肩の高さからドロップして、そのまま打ってしまうとペナルティがつくことになる。気がついてやり直せば無罰だが…。
旗竿を立てたままでもパッティングできるというルールに関しても様々な議論が交わされているが、選手1人ずつにそれぞれキャディが付くトップツアーの場合はさほどの混乱は起こりそうもない。カップインの確率や、プレーのペースなどについては、また改めて検証が必要になるだろう。
もうひとつ、女子ツアーでは特に気になることがある。「キャディがプレーヤーの後方に立つことの制限」【規則10.2b(4)】という項目ができたことだ。
プレーヤーがストロークのためのスタンスを取り始めてからそのストロークを行うまでは:
・プレーヤーのキャディはどのような理由であってもプレーの線の球の後方線上やその近くに故意に立ってはならない。
・プレーヤーがこの規則に違反してスタンスを取った場合、そのスタンスを解いたとしても罰を免れることはできない
とある。
日本だけではないが、特に女子ツアーではショットの前にキャディをプレーの線上後方に立たせ、スタンスの向きなどを確認させ、打つ直前にそこをどく、ということがそこここで見られるようになって久しい。これが、規則で明確に禁止されたのだ。
これがきちんと守られれば、プレーのペースは圧倒的に早くなるはずだが、ルールブックには「スタンスの線の後方の延長線上やその近くに立っていなければ違反とならない」とも明記されている。その近く、というあいまいな部分をどう判断するかという問題になってくるかもしれない。それについても、LPGAでは新規則の周知に努めており「紛らわしい行為はしないように、と伝えています」(前出・新庄氏)という。
これまで、キャディに後方から指示もしくはチェックされて打つのが当然だった選手たちが、新規則でどう変わっていくのか。それともギリギリで違反にならない線を探ることになってしまうのか、また、これによってスローペースがどれだけ減るのか。女子ツアーの選手たちが、新ルールのもとでどんなプレーを見せるのか、しばらくのあいだ見守りたい。(文・小川淳子)
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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