<ファーマーズ・インシュランス・オープン 2日目◇25日◇トリーパインズGC(米国カリフォルニア州)>
松山英樹が存在感を見せつけた。2019年2戦目は、2日目を終えて単独2位。首位と3打差で決勝ラウンド初日を迎える心境は「緊張すると思います」。久しぶりの優勝争いでどんなパフォーマンスを見せるかは、本人にとっても未知数なのだろう。
【写真】松山英樹のスイングをこんな角度から!
初日を6アンダーで滑り出した。2日目はインスタートの10番でいきなりチップインバーディ。その後もスコアを伸ばし、迎えた後半の6番パー5。またしてもチップインでイーグルを奪取した。
「ショットもパットも、何が特別良かった分けではないんですけど、アプローチが2回入ってくれたというところで、スコア的に3打動いた。そこはすごく良かったなという感じです」と、グリーン回りから強さを見せた。
初日のフェアウェイキープ率は35.71%とティショットが暴れたが、それでも6アンダー。この日は「昨日に比べたらだいぶ安定しました」というドライバーショットで、フェアウェイキープは5ホールから9ホールに上昇。残すは「あんまり良くない」というアイアンの仕上がりだ。
とはいえ、チップインを決めたアプローチも「キャディと『止まれ、止まれ』とか、『もうちょっと行け、行け』とか、そういう感じ」と完全に納得はしていないが、「結果的にいい方向に向かっているので頑張りたい」と、残り2日間は楽しみなラウンドとなりそうだ。
「ボギーが1カ所だけなのでゲーム自体が安定している。まだ3日目ですが、緊張すると思いますし、どういう風になっていくかわからないけど、うまく対応できるように」と、手応えを感じながらも慎重姿勢は崩さない。
昨年はケガもあって未勝利に終わった松山。首位を走る世界ランキング1位のジャスティン・ローズ(イングランド)とのガチンコ対決を制することができれば、一気に世界トップへの道も見えてきそうだ。
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