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“3強”を崩すのは誰だ? 注目は「未完成の魅力」をもつあの選手…【殿堂入り・森口祐子がうらなう2019国内女子ツアー】

2019年の国内女子ツアーがいよいよ来週開幕! 昨年も、し烈な女王争い、ベテランの復活、そして新世代の台頭…など多くの話題を提供してくれた。今年のツアーも熱戦多数となること必至。そんな一年を、日本プロゴルフ殿堂入りを果たした永久シード保持者、ツアー41勝の森口祐子がうらなう。前編となる今回は、18年の振り返りと、それを踏まえて今季の展望について語った。
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■2018年シーズン、森口の印象に残ったシーンは?
−新シーズン開幕目前ですが、まず昨年は森口さんから見て、どのようなシーズンでしたか?
「やはり、賞金女王争いを繰り広げた3人(アン・ソンジュ、申ジエ、鈴木愛)の存在は大きかったですね。鈴木さんは手首の故障や、ひざの不安を抱えながら最後までよく頑張りましたね」
−最後は三つ巴の賞金レースになりました
「9月の選手権で、アンちゃんから今までとは違う落ち着きのようなものを感じました。ボールを打つ時の空気感が、強い時に戻っていた。メジャーで3勝したジエさんは、技を見せつけるシーンがたくさんありました。ゴルフに“上手さ”と“強さ”があるとしたら、ジエさんは“上手い”プレーヤーで、アンちゃんは“強い”選手。そこに諦めない鈴木さんが加わって、見ごたえがありましたね」
−4度目の賞金女王に輝いたソンジュ選手の強さは、確かに際立っていましたね
「あと、私は自信を無くした人間が、どうやってカムバックするのか?ということに毎年注目していますが、それでいうと大山志保さんの優勝は印象的でした。それと、成田美々寿さんと有村智恵さんでプレーオフを争った『宮里藍 サントリーレディス』も。2人が“本当の意味でゴルフをした”という試合でしたね」
−“本当の意味で”というと?
「これまでの成田さんは、プレーがうまくいかないと、あきらめが早く、『もう少し粘れたら上位にいけるのに…』と思わせるようなラウンドになることが多々ありました。でも、去年はすごく成長を感じた。あのプレーオフも、形相が違いました。池があろうがライが悪かろうが、とにかく攻め続ける、そんな気持ちが伝わってきました。そして有村さんも、この活躍で『どこの試合で勝つのかな』という期待感を持たせてくれましたね」
■若い選手が活躍できる理由は?
−ベテランの活躍が見られた一方、若い力の台頭を強く感じるシーズンでもありました
「勝みなみさんや新垣比菜さんなど黄金世代の面々が、今後のゴルフ界が変わることを予感させるほど、チャレンジにあふれたプレーを見せてくれました。宿題が残ったのは、小祝さくらさん。あれだけ安定していて、表情を見ても期待感を与えてくれる。今年、いつ優勝するのかが楽しみですね」
−小祝選手は賞金ランキング8位。新垣選手、勝選手は優勝とその活躍は顕著でしたが、その理由について森口さんはどのように考えていますか?
「アマチュア時代から、ナショナルチームに入っていた選手は世界のゴルフ場の難しさを知っている。さらに、日本では自分はトップアマだけれど、世界にはもっとすごい選手がいるというのを小さい頃から目の当たりにしています。誰かが優勝するとみんなで祝福して、束になって頑張ろうというムードをすごく感じる。ゴルフは個人競技だけど、日本という一つのチームになりつつありますね。東京五輪を目指しているからこそ、チーム力で戦っているのかなという気さえします」
−若い選手が活躍する土壌みたいなものが、女子ツアーにあるのでしょうか
「若い選手が育つ時は、天性の部分ももちろん大きい。ただ女子の場合は、ノビノビできる環境もあるのかもしれない。ただ、それは核となる選手がいないということの裏返しかもしれませんが」
−どんな競技でも先輩が与える影響は大きい
「練習ラウンドで、上田桃子さんと小祝さんが一緒に回る姿や、西山ゆかりさんと勝みなみさんが一緒の時に芹沢信雄さんにアドバイスもらっている場面など、上の選手とコミュニケーションを取って強くなろうとするシーンをよく見かけます。大山さんや鈴木さんが練習に没頭している姿が、若い選手に与える影響も大きいと思います」
■2019年シーズンの見どころ
−では今季についてですが、やはりソンジュ選手、ジエ選手、鈴木選手の“3強”という構図は続きそうですか?
「もちろん故障などアクシデントはあるかもしれないですが、強さは健在でしょう。そこに有村さんや上田桃子さんのようなベテラン勢や、成田さんら中堅勢、そして新垣さんら黄金世代の面々がどう立ち向かっていくか。上田さんは、昨年は勝てなかったけど、いつも勝ちそうな期待感が持てる選手。“何をするか分からない”という雰囲気は『見逃せない!』という気にさせてくれます」
−他に森口さんが注目する選手はいますか?
「原英莉花さんは注目したいですね。世界で戦うという意味では、あの飛距離はアドバンテージ。ツアーを戦ううえで経験というものは必要になってくるけど、積極的なプレーでカバーできるところも魅力です。ゴルフは意外性のあるプレーや表現力が、『応援しよう』という気持ちにつながる。そこが、今の女子の魅力でもあると思います」
−原選手は師匠(尾崎将司)譲りともいえる“ダイナミックなゴルフ”が魅力
「ゴルフには『未完成の魅力』というものがあります。技術が足りないからといって、チャレンジしないと小さくまとまってしまいます。技術力を補うほどのガッツがある選手にひかれることは多いです」
−イ・ボミ選手も気になるところ
「ボミちゃんの不振については、何がそうさせたのかとビックリしているし、復活を待っています。ただ、ゴルファーにとって、いい時期というのは実はそんなにありません。悪い時にどこまで底上げできるか、それが求められます。コース、体調など試合ごとに変わるものが多いゴルフは、他のスポーツに比べて優勝予測をしにくい。いかに波を高い位置で維持できるか。それを何年も続けているのがアンちゃんとジエさんですね」
昨年の3強に、他の選手がどう食らいついていくか。今季はこの構図に注目した森口。ここから、来年に迫った東京五輪や、様々な制度改革がツアーに与える影響について考えが示された。
森口 祐子(もりぐち・ゆうこ)/1955年4月13日生まれ、富山県出身。日本女子オープンなど通算41勝を挙げ、国内女子ツアーで6人しかいない永久シード保持者の1人。一男一女の母でもある。現在は解説者としても活躍中。

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