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原英莉花がツアー会場で“姫”と呼ばれる理由って？【初シード選手に聞く10のコト】

いよいよ来週、2019年の国内女子ツアーが開幕する。今季のツアーを彩るシード選手50人の中で新たにシードを手にした選手は11人にのぼる。新鋭たちの素顔はいったいどんなものなのだろうか？
スーツにドレスに晴れ着…　原英莉花の特選フォト【写真】
2017年のプロテストに失敗し、TP単年登録選手として18年シーズンに臨んだ原英莉花。QTランク117位で前半戦は出場試合が限られる立場だったが、「サイバーエージェント レディス」7位など出場した試合で着実に結果を残し、第1回リランキングを突破した。
そして、シーズン終盤のビッグトーナメント「マスターズGCレディース」では、見事4位に入り賞金900万円を獲得。ここで初の賞金シードを確定させた。ステップ・アップ・ツアー2戦2勝、プロテスト合格、そしてシード入りと激動ともいえる18年を終えた原の胸中を聞いた。以下一問一答。
■初シードを決めたときの気持ちは？ また一番最初に誰に報告しましたか？
「一つの目標だったので安心しました。『やったー！』という感じで、嬉しかったです。報告はこちらからしなくても、皆さん知っていてくださっていて。『よかったね』って、たくさんの方々から声をかけてもらえました」
■2017年までと比べて成長を感じた部分はありますか？
「パッティングが、ましになりました（笑）。特にロングパットの距離感が良くなって。入る確率が上がったということではなく、安定して2パットで決められるようになりました」
■自分のプレーでギャラリーに見てもらいたい部分はどこですか？
「“ダイナミックなゴルフ”を見せていきたいと思っています。私がジャンボさんに教わっていることを、最近ではたくさんの方々に知ってもらえていて、『飛距離』というワードも必ずでてきます。飛距離を追い求めるのは変わらないですが、それだけが魅力という風にならないように、全体的にダイナミックなゴルフを見せたいです」
■プレー中に意識していることはありますか？
「私は喜怒哀楽が激しくて、嬉しい時は全力で喜びます（笑）。そして悪かった時には、3秒だけ悔しがって、そこから切り替えていくことを意識しています。切り替え方は、深呼吸したり、ジャンプしたり、あとは朝聴いていた曲を歌ったり。朝にバラードを聴いていた時は、それを口ずさみます。…これ意味あるのかなとか思いながら（笑）」
■自分はどんな性格だと思いますか？
「喜怒哀楽が激しいので、すぐに感情が顔に出るタイプです。あと意外と閉鎖的な部分もあって、あまり深入りされるのが苦手です（笑）」
■憧れの選手を教えてください
「もちろんジャンボさんです！」
■勝負ウェア、勝負カラーはありますか？
「白と紺です。白は頭をまっさらにする意味合いがあって、紺は冷静に勝負することを意識したくて着ます。もともとが奮い立っているタイプなので、ウェアで落ち着かせます（笑）」
■ツアー会場では何て呼ばれていますか？
「“えりか”とか“えりかちゃん”と呼ばれることが多いです。でも、たまに“姫”って呼ばれます（笑）。由来は…昔、ボールに『えりか様』ってネームを入れていたんですけど、ジャンボさんがこれを『えりか姫』って見間違えたんです。それで『こいつ自分で“姫”って入れてるよ』と言われて、それなら本当に『えりか姫』って入れちゃえーということになって、それがきっかけですね（笑）。あっ、今は姫とは入れてませんよ」
■座右の銘を教えてください。
「“石の上にも三年”です。この気持ちで、ゴルフに取り組みたいという気持ちがあります」
■シードを獲って次の目標は何ですか？
「やっぱり初優勝ですね！ 2018年が始まった時は、優勝できる自信があったんですけど…。ツアーを戦っていくなかで体重が落ちてしまったり、ショットには納得がいかないけどスコアは作れてしまっている、みたいな状況が続いたことで、最後の方は自信が無くなっていました。でもゴルフは自信が大事で、充実感をずっと持ってやらないとダメ。今年は開幕からスコーンと行きたいです！」

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