最新ゴルフニュース

「素直」な気持ちで初優勝に向かう原英莉花　まずは…“ジャンボ指令”の開幕ダッシュ決める！【初優勝期待の新鋭インタビュー】

間もなく国内女子ツアーの新シーズンが幕を開ける。そこで2019年プロ初優勝が期待される3人に、新たな一年にかける思いを語ってもらった。今回はジャンボ尾崎のまな弟子で、師匠譲りのダイナミックなゴルフが持ち味の原英莉花。
【写真】大人になりました！振り袖姿が艶やかな原英莉花
−まもなく今季が開幕しますが、目標はやはり初優勝？
「それもありますが、まずは『スタートダッシュを決めろ』とジャンボさんにも言われているので、そこは強く意識しています」
−いいスタートを切るために、オフはどのような取り組みを行ってきましたか？
「トレーニングはしっかりと積みました。ただ（2月に）オーストラリアの試合（オーストラリアン女子オープン）に出場したこともあって、打ち込みは少し足りていないかも。開幕までに、自分が納得するまで打っていきたいです。自信をつけるために、とにかく打ちます！」
−トレーニングはどこを重点的に鍛えましたか？
「全体的なレベルアップをはかりましたが、なかでも足はすごく鍛えました。瞬発力を養うことを目標に、下半身だけでなく上半身も。腹筋、ねじり…色々やりました」
−“足”を意識的に鍛えた理由は？
「去年はシーズン中に足が細くなってしまい、後半戦にいい影響を及ぼしませんでした。それを取り戻すため、『きつい』と思ったところから、さらに負荷をかけていきました」
−トレーニングの効果を実感できますか？
「腹筋がしっかりしてきました。体重も、去年だけで5キロ落ちてしまったのですが、元に戻りました。5キロ戻すのはとても大変でした」
−飛距離の変化は？
「スプーンの飛距離は伸びました！ドライバーは…あまり（笑）」
−ジャンボさんはオフに「今までにないくらい素振りをした」と自身について話していましたが、原選手も一緒に？
「しました！前にいただいた素振り用の器具ではなく、新たな器具を新調してもらいました。『これを振ったら15ヤードは伸びるぞ』と言われたので…これからドライバーも15ヤード伸びますね！（笑）」
−ではスイング面では、どのようなことを意識しましたか？
「これまでは大きく振ろうとすると、どうしても体重移動も大きくなってしまいました。なので、今は体のねじりを強く意識して、体重の移動バランスを考えながらスイングしています」
−他にはどのようなことをポイントにあげていますか？
「ジャンボさんが、ジュニアの選手に教えている場面を見た時に気がついた事ですが、最近の私のスイングはダイナミックさに欠けていたなと思いました。これは今まで気づけていなかった部分。昔のように、ダイナミックなスイングを取り入れようと思いました！」
−先ほども出ましたが、今季は開幕前に海外の試合を経験しましたが、どのような意義がありましたか？
「予選落ちしてしまったんですけど、そこで『自分は素直じゃないな』ということを強く感じました。コースに対してもそうだし、現状を受け入れないといけない場面でも、素直さに欠けていました。そのことを、オーストラリアで気づきました。開幕に向けて大きな一日になったし、無駄な『79』（2日目のスコア）ではなかったと思います」
−今季は素直さも意識するポイント？
「20歳になって、私生活面でも『大人だぞ』と思って素直さが足りませんでした（笑）。でも、オーストラリアで『まだ大人じゃないな〜』ということを感じました。しっかりと現状把握をし、周囲の声なども受け入れてやっていきたいです」
原英莉花（はら・えりか）/1999年2月15日生まれ、神奈川県出身。日本通運所属。湘南学院高を卒業し、2018年にツアー本格参戦。レギュラーツアーでは優勝こそなかったものの賞金ランク38位に入り今季のシード権を獲得。ステップ・アップ・ツアーでも2戦2勝と活躍を見せた。同年7月には2度目の受験でプロテストにも合格。ジャンボ尾崎の弟子としても、多くの話題を提供する将来を期待されるホープの一人。

<ゴルフ情報ALBA.Net>