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ダイキン所属の諸見里しのぶ、今年も恩返しを…「自信を持って勝負に徹したい」

＜ダイキンオーキッドレディス 初日◇7日◇琉球ゴルフ倶楽部（沖縄県）◇6514ヤード・パー72＞
2019年国内女子ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」初日。主催のダイキン工業所属で、昨年大会3位タイと好成績を挙げた諸見里しのぶが、4バーディ・2ボギーの「70」で回り、首位と1打差の2アンダー・2位タイの好発進を見せた。
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ギャラリーの大きな歓声で送り出された1番パー4をボギー発進としたものの、2番からは連続バーディ。7番パー5でイーブンパーに落とすも、続く8番パー3ではピン奥7mからのバーディパットを沈め、1アンダーで折り返した。
後半9ホールは1バーディ・ノーボギーとしたものの、チャンスをものにできないホールもあり、悔しさが残ったというが、「前半9ホールはバタバタとしていて、セカンドショットをダブったあとにいいアプローチができたり…。結果オーライが多かったので、2アンダーという成績にはホッとしています」と試合後には柔和な笑顔を浮かべた。
昨年の開幕時に比べると、体調、技術面ともに不安の残るシーズンイン。今年も、風の強い難しい気象状況のなかだったが、「ひとつひとつできることを1球1球に込めてやっていきたいと思っていたなかで、うまくいってくれて良かったです。昨年大会で3位タイに入り、少し自信がついたぶん、今年のほうがコースに対応できているかなと感じます」と諸見里。
クラブ契約を結ぶテーラーメイドの最新モデル『M5ドライバー』『M6ドライバー』は、開幕戦に早速投入するプロが多かったが、諸見里はあえて旧モデルの『M4ドライバー』を選択。「クラブを調整しているなかで『M5』を打ったときの弾道も良かったのですが、初日、2日目と雨予報のなか、高く上がる方がいいと思ったので『M4』のままでいきました」との判断だったが、フェアウェイキープは14ホールで11回と、昨年同様のドライバーが今大会初日も力になった。
18年は開幕戦で好成績を残しながら、以後は予選落ちも多く、賞金ランキングは88位（673万9333円）。19年はQTランキング68位で出場試合は限られる。それだけに、ホステスプロとして推薦出場と今大会にかける思いは強い。「本当に（私を）育てていただいた試合。ケガをしたり、体調が悪かったりという状況があったなかで、ここまでゴルフをさせていただいているのは、ダイキン工業所属になったからこそです。そのなかでの恩返しは、やっぱり“ここ”で成績を出すことだと思っているので、精いっぱい全力でいきたい。普段なら大事にいきたいという気持ちが強くなりすぎますが、今年は自信を持って勝負することに徹したいです」。昨年以上の結果が、所属先への最大の恩返しになる。（文・標英俊）

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