<Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント 事前情報◇20日◇茨木国際ゴルフ倶楽部(大阪府)◇6240ヤード・パー71>
ツアー本格参戦1年目を迎える“ルーキー”は、実際にレギュラーシーズンを戦い、何を感じているのか? 昨年のステップ・アップ・ツアー賞金ランク1位の資格で、今季の前半戦出場権を獲得した河本結も、これまでとは違う環境のなかで戦い方を模索する一人だ。
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「レギュラーの雰囲気はステップとはガラリと違うように感じます。早く慣れていかないと」。シーズン開幕から3試合目とはいえ、やはりこれまでとの違いを肌で感じる日々を河本も送っている。そして昨年4勝を挙げたステップとの違いについて、『グリーンの硬さ』、『飛距離』を挙げた。
「ステップも速いグリーンはありますが、硬さが違うので落としどころが難しくなります。飛距離もステップでは断トツ飛んでいたけど、レギュラーでは他の選手も飛ばしてくる。そのあたりは違いを感じる部分です」。飛距離に関しては、今季2試合でドライビングディスタンス245.25ヤード(12位)と、レギュラーでも飛ばしている河本だが、そのような印象はイメージとして残る。
さらに“スケジュール面”も大きく異なる点だ。今季のレギュラーツアーは、オープンウィークなしで39試合を実施。目まぐるしく試合が訪れるなか、「心と体のケアが大事」と自己管理の重要性は今まで以上に感じるところ。そして、「気持ちの切り替えが大事だと先輩方によく言われますが、本当に落ち込んでいるヒマがない。初戦(予選落ち)は落ち込みましたけど、その間にもすぐに試合が来ました」と、感傷に浸っている時間はないというのも実体験として味わった。
そんななか河本は、2019年シーズンを“経験の年”と位置づけ、慣れない日々に真っ向勝負を挑む覚悟を抱いている。「もちろん体調と相談しながらですが、今は休む週は考えていません。自分は挑戦者。色々吸収して、来年、そしてその先につなげていきたいです」。そうやってレギュラーツアーでの生活を、しっかりと自分のものにしようと考えている。
だが何よりも強く芽生えたのは、こんな思いだ。
「ギャラリーがいっぱい入るので、たくさんの人にプレーを見てもらえます。プロゴルファーは見てくれる人に元気、感動を与えないといけない職業だなと強く感じました。優勝争いをしている選手を見ると、私も早くみんなから祝福されるようないいプレーがしたいと思います」
20歳のスタートは、まだ切られたばかり。ここ大阪でも、今後につながる大きな経験を得るため、必死のプレーを続ける。
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