石川遼が栃木県の真岡市立真岡小学校を訪れ、同小と真岡市立久下田小学校に44台ずつのカシオ製電子辞書を寄贈した。
馬力がつくイチゴを手に笑顔の遼【写真】
年間の国内男子ツアーにおけるバーディ(イーグル含む)の数に応じて、全国の小学校に所属先でもあるCASIOの電子辞書を寄贈するこの取り組みは昨年からスタート。すでに「カシオワールドオープン」が開催される高知県の小学校や静岡県の学校に寄贈されているが、今回は今年度最後の寄贈となった。
児童、先生らが集まった小学校にスーツ姿で現れた石川。寄贈式典では両校の代表児童に向けて貴重な言葉を贈った。「興味を持ったことにトライしてほしい。この電子辞書がその手助けになってくれればうれしいです」と、エールを送った。
昨年は国内で行われた大会で合計273コのバーディと3コのイーグルを奪い、合計276台の電子辞書を贈呈。ところが、「自分の中では大変、不本意な数字」と、自身の取り組みによって贈られる電子辞書の数には不満顔。「今年は300以上を目標に頑張りたい」と気持ちを新たにした。
「前回、静岡では電子辞書を小学生のみんなと実際に使ってみて、笑顔に触れることができました。とても責任を感じています」と、この取り組みによって、全国の小学生に笑顔を届けることも命題としている。
「自分のためだけではなく、人のためにも頑張れる石川選手はスゴイと思います」と小学生から励みの言葉をもらい、表情を引き締めた石川。今年は3季ぶりとなる優勝、そしてジャパンゴルフツアー選手会長としてファンサービスなどにもよりいっそう力を入れることになる。
「この取り組みが励みになって、もっとバーディが獲れれば、もちろん優勝も見えてくる」と、子ども達へパワーを授けるとともに、自身の起爆剤としてもこの取り組みが大いに役立つと強調した。
また、式典では、50年連続でイチゴ生産量全国1位を誇る真岡市から、「ビタミン豊富で馬力がつく真岡のイチゴをプレゼントします」と真岡自慢のイチゴが贈られるひと幕も。「イチゴは好きなので(笑)」と笑顔を見せた石川。4月18日から始まる国内開幕戦「東建ホームメイトカップ」から、小学生とイチゴパワーで“バーディマシーン”と化す石川に注目だ。
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