<ANAインスピレーション 3日目◇6日◇ミッションヒルズCC(米国カリフォルニア州)◇6763ヤード・パー72>
セクシークイーンことアン・シネ(韓国)の日本ツアー初参戦に沸いた2017年の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」。その裏でレクシー・トンプソン(米国)と並ぶ2位タイに入ったコ・ジンヨン(韓国)が「ANAインスピレーション」3日目を終えて、トータル8アンダーの単独首位に浮上。海外メジャー初制覇に王手をかけた。
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ジンヨンは、17年の米韓共催「LPGA KEBハナバンク選手権」で優勝し米ツアーメンバー入りを果たすと、翌年のツアー本格参戦初戦となる「ISPSハンダ・オーストラリアン女子オープン」で早々に2勝目をマーク。さらに今年の3月にも「バンク・オブ・ホープ・ファウンダーズ・カップ」で優勝し、世界ランクは畑岡奈紗に次ぐ5位と、2年目にしてツアーを代表する選手となっている。
この日は持ち前の精度の高いショットを武器に、7つのバーディを奪ってトップに浮上。「素晴らしいラウンドでした」と白い歯を見せた。途中、14番で池ポチャのダボはあったものの、「私も人間だからミスもあります。このコースは難しいし、それについても仕方が無い。すぐに先のことを考えました」。ミスしても、ズルズルいかないところも彼女の強さである。
明日は「素晴らしい関係」と語る同郷のキム・インキョンと最終組となった。「彼女はすごいですし、もし彼女が良いショットを打ったら同じように驚き喜ぶでしょう。本当に楽しみですね」と歓迎。仲良しペアリングもメジャー初制覇の後押しをしそうだ。
「日曜日が本当に楽しみ。結果は神だけが知っている。私は全てのプレーで集中してベストを尽くすだけ」。優勝を目の前にしても動じず堂々とした態度を見せた23歳。ビッグタイトル奪取へ、このまま一気に突っ走る。(文・秋田義和)
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