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新垣比菜がベストルーキー賞　「68」で今季2度目のトップ5入り

＜ヤマハレディースオープン葛城 最終日◇7日◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース（静岡県）◇6,564ヤード・パー72＞
新垣比菜が猛然とリーダーボードを駆け上がった。ツアー屈指の難関・葛城ゴルフ倶楽部 山名コースを相手に、5バーディ・1ボギーの「68」。トータル3オーバーからスコアを4つ伸ばし、トータル1アンダー・3位タイと今季2度目のトップ5入りを決めた。
ラウンド中は勝みなみと和気あいあい【写真】
この日も強風が吹き荒れた葛城だが、持ち前のショット力でピンを攻め続けた。前半を3バーディ・ノーボギーで折り返すと、後半10番、11番と連続バーディ奪取。一時は首位と2打差までに詰め寄る猛追でギャラリーを沸かせたが、「あと1つバーディを獲ったら（この日）4アンダーだと思ったら、そこから緊張して…」と、残り7ホールはノーバーディ・1ボギーと失速。それでも、この超難関でトータルアンダーをマークできたことは大きな自信となる。
「今週はロングパットの距離感とアプローチの練習をしていました。2日目までは上手くいきませんでしたが、昨日から成果が出てきたのでうれしかったです」。3日目に「71」、そして最終日に「68」と、決勝ラウンドの猛チャージは事前準備のたまものだった。
今大会の結果により、賞金650万円を獲得した新垣。今季の獲得賞金は約1712万円で、同じ黄金世代の河本結、勝みなみらをおさえて賞金ランキング5位に浮上した。さらに過去2年間のプロテスト合格者の内、最上位の選手に贈られる「ベストルーキー賞」を受賞する“おまけ付き”。大舞台での強さを見せた20歳。今後も同世代の看板選手の一人として、ツアーを大いに盛り上げる。
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