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慣れぬ舞台にやや緊張　アマ・金谷拓実のプレッシャー緩和策

＜マスターズ 事前情報◇10日◇オーガスタナショナルGC（米国ジョージア州）＞
日本勢の先陣を切ってスタートする金谷拓実が、「マスターズ」開幕前日の心境を明かした。
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前日の練習は、午前中のハーフで切り上げた。あす朝9時14分に記念すべきスタートを切る金谷だが、「休んで明日に備えたいけど、多分緊張して眠れないだろうから、寝られるように頑張ります。緊張しいです、こんなに囲まれると（笑）」と、いまだかつて浴びたことのない注目に、少しの戸惑いを感じている。
日本勢としては、2012年の松山英樹以来となるアマチュア出場。普段の試合でも試合前に眠れないこともあるというが、「味わったことのない経験だから」と、今回はその可能性が高すぎる。「小さい頃からこの時季は絶対にテレビをつけていた」というほど憧れだったマスターズの初日を前に、冷静でいようとするのがムリというものだ。
そんな金谷の緊張対策は、「緊張していることを隠さないようにします。変に隠すと自分じゃなくなるし」と、あるがままを受け入れること。多くのスポーツ選手が口にするメンタルケアでもある、『自然体』。若干20歳ながら、落ち着き払った印象を受ける金谷が、どんな状態で1番ティに現れるのか。
コースは火曜日の雨でだいぶぬかるんだが、水曜日は晴天と高温でコースの状態も変化を見せる。「コンディションも難しくなってきたし、だいぶ乾いてきた」と、緊張を高める要素は増える一方。「めっちゃ緊張してきました（笑）」と話すのも当然だ。
「いま、できる限りのことはできた」と、あとは自分を信じるのみ。アジアパシフィック地区のチャンピオンとして臨む初メジャー。11年の松山に続くローエストアマチュアへの戦いが、いよいよ始まる。（文・高桑均）
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