<KKT杯バンテリンレディスオープン 最終日◇21日◇熊本空港カントリークラブ(熊本県)◇6428ヤード・パー72>
「KKT杯バンテリンレディス」で2年ぶりの優勝を挙げた李知姫(韓国)。不惑となってからの初めてのタイトルに「40歳になってから、こんなに早く勝ててうれしいです」と笑みがこぼれた。
開幕戦で激写! 李知姫のセッティングはこれだ【写真】
これで今大会3勝目。かねて「このコースはしっかりとマネジメントしないといけないコース。戦略通りできると上位にいけます。そういったところが好きですね」と愛して止まない舞台で3つ目のカップを掲げた。
コースを熟知しているからこそ、どういうギアを使えばいいのかも分かっている。今週からオノフの『クロ』シリーズの次のモデルだと思われ、グローブライドの関係者が「今までのクロよりも易しめだと思います」と語る『オノフ KURO プロトタイプ』のドライバーを投入したが、これにもしっかりと意図があった。
「以前よりも方向性を出しやすいクラブです。また、今週からフェードを多く予定だったのですが、このクラブの方がフェードも打ちやすいので入れました。狙い通り、狭くて難しいコースで活躍してくれました」(知姫)
併せてシャフトも変更。久々にフジクラの『SPEEDER EVOLUTION』シリーズをさした。関係者が導入の経緯を語る。
「知姫プロがドライバーのシャフトにフジクラを入れるのは、おそらく5、6年ぶりのはずです。しなり感やインパクトのタイミングは早くから良さそうでしたが、知姫プロの繊細な感覚にフィットさせるため、練習日から入念にテストしました。結果、新ヘッドとの相性もよく、飛距離がこれまでよりも15ヤードほどアップしました。それが実戦投入への大きなきっかけとなったと思います」(フジクラ関係者)
また、勝負を決めた18番パー5での3打目に見せたバンカーショットなど、匠な技を見せたアプローチで使用する3本のウェッジはそれぞれ別のメーカーのもの。この辺りもベテランのクラブへのこだわりを感じさせる。
【李知姫のクラブセッティング(WITB=Whats in the Bag)】
1W:グローブライド オノフ KURO プロトタイプ 10.5°
(フジクラ スピーダーエボリューションIV 569/SR/45インチ)
3W:グローブライド オノフフェアウェイアームズ 15°
5W:キャロウェイ エピックフラッシュ 18°
5UT:グローブライド オノフフェアウェイウイングス AKA 23°
5I:グローブライド オノフ ラボスペック RB-247J
6I〜PW:グローブライド オノフ フォージド KURO
AW:グローブライド オノフ フォージド 50°
AW:フォーティーン RM-21 54°
W:JUCIE tT 58°
パター:オデッセイ トゥーロンデザイン SAN DIEGO
ボール:タイトリスト V1x
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