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なぜ海外勢が強いのか、それとも… 男子ツアーで進むインターナショナル化【記者の目】

<東建ホームメイトカップ 最終日◇21日◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重県)◇7081ヤード・パー71>
スコアボードの上位には、毎試合かなりの人数の海外勢が名を連ねる。今シーズンの国内開幕戦も、優勝したブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)を含めてトップ10の12選手中7人が海外選手だった。
とてもスイング後だとは思えません…【写真】
なぜ海外選手が強いのだろう…、と考えたが、10年前と比べると一目瞭然、海外勢のツアーメンバー(※)の割合が増えているのだ。2009年のツアーメンバーは182人。そのうち138人が日本勢、44人が海外勢。一方で、19年のツアーメンバー194人中、日本勢は110人、海外勢が84人と割合は半数に近づいている。今シーズンも多くの海外勢がツアーメンバー入りを果たしたが、なぜ日本ツアーを選んだのだろうか。
本大会を37位タイで終えたピーター・カーミス(ギリシャ)も、新メンバーのひとりだ。南アフリカツアー(サンシャインツアー)を主戦場として6勝を挙げているが、昨年日本のQTを受験して7位で通過。「南アフリカとは季節が逆だから、日本に来れば年中試合ができる。日本は下部ツアーもあって試合数も多いし、移動も便利。賞金などの待遇もいい」と話す。海外ツアーでは遠く離れた国々を転戦しなければならないが、中には交通インフラが十分に整っていない場所もある。トップ10に入っても、交通費で足が出てしまう時もあるそうだ。
本大会で10位タイに入ったディラン・ペリー(オーストラリア)も今年からツアーメンバー入り。「全英アマ」2位の経歴を持ち、昨年11月にプロ転向。その後5試合参戦したオーストラリアンツアーでは最高3位の成績を残している。そんな実力者が、「まずは日本でステップを踏みたい」と昨年日本のQTで22位に入ってツアーメンバー入り。「米国も考えたが、いきなり大きなステージにいくよりもまずは日本で成功してからと考えた。海外で活躍する日本人もいるし、日本には色々な選手が集まっているから」と、最初のキャリアに日本を選んだ。
“海外で活躍する日本人”として海外勢から聞く名前の多くは、“ヒデキ マツヤマ”、“ヒデト タニハラ”。しかし、最近では若手選手の海外進出が目立つ。3月には川村昌弘が欧州ツアー「ヒーローインディアンオープン」で2位。米ツアーの下部にあたるPGAツアーチャイナでは、今月、佐藤大平が日本人初優勝を挙げた。
本大会で最終日に優勝争いを演じた比嘉一貴は、アジアンツアーの下部にあたるADTに参戦。昨年に続き今年の2月にも同ツアーで勝利を挙げている。賞金ランキング7位までに与えられるアジアンツアーのシード獲得を目指し、そこから欧亜共催大会を足がかりに、欧州ツアー参戦を目標としている。「今は、欧州ばかり見ています。飛距離が武器になれば米国にも行きたいが、今の自分だと厳しくなる。欧州もパワーゴルフになりつつあるけど、日本のようなトリッキーなコースもあるので戦術で戦える部分もある」。いずれは米国ツアーでの活躍も視野に入れ、現在の実力を発揮しつつ、スキルアップできる場を求めて海外を飛び回っている。しかし、「理想は日本のシードを確保しつつ、海外に挑戦したい」と、基板は母国の日本に置く構えだ。
比嘉のロールモデルとなるのが片岡大育。17年の日亜共同主管の「アジアパシフィックダイヤモンドカップ」で優勝したのを足がかりに、昨年は欧亜ツアーを転戦してきた。「欧州やアジアは天候や芝質の変化が激しいし、色々な意味でゴルフの引き出しが増えたと思う。やっぱり欧米のほうが日本よりもレベルが高いと思うので、最終的には米国にいきたい。そこを目指してステップアップしたい」と、今季は日本を主戦場として、海外ツアーにスポット参戦を予定している。
JGTOコースセッティングアドバイザーを務める田島創志は「日本ツアーはインターナショナルツアーになりつつある」と話す。今年は韓国ツアーとの共催大会(シンハンドンヘオープン)も新設。4月には賞金王の今平周吾が特別推薦枠で「マスターズ」出場を果たすなど、海外からの日本人選手の注目度の高まりも期待ができる。海外選手の日本ツアーメンバーが増えると同時に、海外に活躍の場を広げる日本人選手も増加。単純に“日本ツアーで海外勢が強い”というだけではなく、ツアー全体の規模やレベル高まっている兆しなのかもしれない。
とはいえ、やはり国内で日本勢の活躍が待たれるのも確か。次戦は歴史ある「中日クラウンズ」。毎年、経験豊富な選手が活躍を見せる同大会で、ぜひ日本ツアーのベテラン勢の活躍も期待したい。(文・谷口愛純)
※ツアーメンバーは、シード選手とファイナルQTの決勝進出選手などからなる

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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