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女子は4連勝中、男子も開幕2連勝 なぜプロはエピックフラッシュを使うのか【勝者のギア番外編】

今年発売されたキャロウェイの新モデル『エピックフラッシュ』シリーズがツアーを“席巻”している。先週の李知姫(韓国)は同モデルの5番ウッドが入っており、これで女子ツアーは4試合連続で優勝者のバッグにいずれかのモデルが入っている。そうかと思えば、男子ツアーでもキャロウェイの契約プロのブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)が同モデルのドライバー、3番ウッドを使用。1月の「SMBCシンガポールオープン」に続き、男子でも開幕2試合連続で優勝者のバーグには同シリーズのクラブが収まっていた。
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男子の国内開幕戦「東建ホームメイトカップ」に勝利したジョーンズは「新しいドライバーが出ても、いいと思わなければ使わない。その点これは、前よりも真っすぐ飛ぶし安定感もあるから気に入った」とキャロウェイ契約プロという理由だけで使ったわけではないと話している。「ヤマハレディース」優勝の成田美寿々も「めっちゃ飛びます。10ヤードは余裕(で伸びている)。フェードで、ロースピンで、強い球がバンと出てくれるのが気持ちいい」と機能面の良さを強調した。
優勝者以外でも、昨年の国内女子賞金ランキングトップ2のアン・ソンジュ、申ジエ(ともに韓国)や池田勇太、さらには海の向こうでは松山英樹も一時、投入しているこのクラブ。売りといえばなんといっても、AI(人工知能)とスーパーコンピュータを駆使して作られた波型の『フラッシュフェース』。AIが1万5000通りのプロトタイプフェース構造設計の反復を繰り返し、通常のコンピューターで処理した場合の34年分に相当するフェースの中から一番のものを採用、さらなる飛距離アップを実現したというのが触れ込みだ。
より進化した同モデルに選手が興味を示すのは自然なことといえるが、クラブ契約フリーの選手が増えてきたとはいえ、クラブ性能の高さだけで、ここまで使用者が増えるものだろうか。
プロコーチ&クラブフィッターの筒康博氏は「ここまで使用選手が勝っていることを見ても、ドライバーとしての性能が高いことに疑う余地はありませんが、ここまで女子ツアーで流行している理由として、クラブ本来の持つポテンシャル以外の部分も少なくないと見ています」と話す。
まず、考えられるのが「選手たちの考え方の変化」だという。「今の選手たちは、試合では競い合いますが、特に同じコーチに師事している選手たちは『チームの仲間』として考えている。例えば、井上透コーチに師事する『チーム井上』は顕著ですよね。穴井詩選手から始まって成田美寿々選手、武尾咲希選手とまたたく間にドライバーが変わりました。これは情報共有しているからではないでしょうか。このように、今の選手たちはお互いにレベルアップするために、持っている情報を隠さないという傾向があるように感じます」(筒氏)。“あのクラブがいい”という情報を誰かがキャッチすれば、周りはすぐに“とりあえず打ってみよう”となるという。
ふたつ目の理由は、キャロウェイのプロサービスの環境があると見ている。「同社は契約プロに対する手厚いサポートをしたうえで、契約フリーの選手たちにも同等レベルのサポートをできているのではないでしょうか。こういったプロの要望に応えられる状況ができるには、対応できる“人”とカスタムできる実力のある“クラフトマン”の存在が不可欠です。それがそろっているのでしょう」と筒氏。受け入れる側の体勢が整っているのも大事である。
そうやって試打する選手が増えていけば、メーカーにも情報が溜まっていく。選手の傾向に合わせた重量位置や合うシャフト、傾向などが蓄積され、新しい選手が来たときに、より良い対応ができる。その人がハマれば仲間に情報共有する。こういった好循環が生まれていると筒氏は語る。
筒氏はまた、クラブ性能以外の情報共有も大きいと考える。「最初に話した情報共有という部分は『クラブの性能』や『合うシャフト』といった話に留まっていないでしょう。クラブに合う『打ち方』などの技術的な部分も共有されていっているとみています。そうした情報を整理した上で『自分に合う』と思って試打するから、スイッチしやすいし、間違いも起きにくい。そういう流れだと思います」。打つ前からそれだけの情報があれば、移行がスムーズなのもうなずける。
女子ツアーで作られたいい流れは、男子にも広がっていく。「このようにして女子ツアーで溜まった情報を、今度はメーカーが男子の会場でプロに共有しているのでしょう。こうして男子ツアーでもクラブが拡散されていく、というわけです。『エピックフラッシュ』を入れた理由は『飛ぶ』、『好きなシャフトと合う』、『顔が好き』など、個々でそれぞれ違うと思います。それでも、ここまでツアーで流行した。その理由は『情報共有』と『サポート体制』のふたつが大きく作用しているのではないかと思います」(筒氏)。我々の目に見えない部分も、使用率増加につながっているようだ。
解説・筒康博(つつ・やすひろ)/プロコーチ・フィッター・クラフトマンとして8万人以上のアドバイス経験を生かし、現在は最先端ギア研究所『PCMラボ』総合コーチ、インドアゴルフレンジKzヘッドティーチャーを務める。ALBA本誌ギア総研をはじめ様々なメディアでも活躍している。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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