ザ・ロイヤル ゴルフクラブ(茨城)にて、4月25日(木)から28日(日)の日程で開催される「アジア・太平洋女子アマチュア選手権(WAAP=Women’s Amateur Asia Pacific Golf Championship)」。今年で第2回大会を迎える“アジア・太平洋女子アマNO.1決定戦”に挑む日本勢を紹介していく。
日本勢8名のうち最年少は、JGAナショナルチーム入りたての15歳・梶谷翼だ。
小学生時代から“天才ジュニアゴルファー”として注目を集めていた梶谷。2016年には13歳17日での日本女子オープン史上最年少出場記録を樹立。山陽女子中学3年時の2018年「日本女子オープン」では予選通過を果たし、23位タイフィニッシュ。目標としていたナショナルチーム入りを果たすこととなった。
自分のプレーの特徴を「ミスしてもあまり表情に出さないところですね(笑)。次は頑張ろう!って。ほかの選手と比べてといわれるとまだ自分ではわかりませんが、感情的にはならないところだと思います」というように表情が豊かなタイプではないが、質問をすれば「プロになって活躍する選手になればなるほど、注目されることが多くなるので、いまから(記者会見や取材で話すことを)練習できるのはいいことだと捉えて頑張りたいです」と、自身の心境をしっかりと言葉にできる。
JGAナショナルチームのヘッドコーチ、ガレス・ジョーンズ氏は「背が高いわけではありませんが、しっかりとした体の強さを持っていて、まだ若く、将来が期待できるプレーヤーです。パフォーマンスを見ていくと、グリーン周りでロフトの大きいウェッジを多用しますが、コロがしていくアプローチができるような経験を積んでいくと、もっともっと強い選手になると思っています。また目を見てもらえばわかりますが、秘めた闘志があります。いまはほとんど怖いものがないんじゃないかと思いますね。大会の重要度を気にしすぎることもなく物怖じしない。もし最終日に上位に入ってくれば、その部分が有利に働くかもしれません」と評する。
「一打一打大切にして悔いがないように自分らしいプレーができれば、おのずと上位にいけるんじゃないかなって思います」と笑顔で語った梶谷。第一回大会覇者アタヤ・ティティクルの優勝時の年齢は15歳。梶谷が“アジア・太平洋女子アマNO.1”の称号を手に入れてもなんらおかしくはない。
【アジア・太平洋女子アマチュア選手権って何?】R&A主催のもとアマチュア女子ゴルフの更なる発展と成長を目的に、2018年2月にセントーサゴルフクラブ(シンガポール)で第一回大会が行われ、二回目となる今大会はザ・ロイヤル ゴルフクラブ(日本/茨城)で開催。優勝者には「エビアン・チャンピオンシップ」「AIG全英女子オープン」、そして2020年「オーガスタナショナル女子アマチュア」への出場権が付与される。
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