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黄金世代の田中瑞希は小柄な飛ばし屋　史上2番目に長い“モンスターホール”も攻略

＜フジサンケイレディスクラシック 初日◇26日◇川奈ホテルゴルフコース富士コース（静岡県）◇6376ヤード・パー71＞
今季も活躍を続ける“黄金世代”で、また新星が登場した。それが2アンダー・5位タイと好発進の田中瑞希。昨年のファイナルQTランキングで24位となり、今季の前半戦出場権を獲得した田中は、身長151cmと小柄ながら、「大好き」と語るドライバーの飛距離が今季は240.35ヤード（11位）を誇る“飛ばし屋”だ。
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この日も、ツアー史上2番目の長さの470ヤード・5番パー4でバーディ。平均ストローク「4.5370」で、初日の最高難度で1番目となったホールで、渡邉彩香らわずか4人しかマークしなかったバーディ達成者のひとりとなった。「距離感を合わせただけで、セカンドショットもグリーンセンター狙い」と無理に攻めることなく、難関を突破した。
そんな田中は、同じく2アンダー・5位発進を決めた新垣比菜、吉本ひかると普段から仲良し。新垣は昨年レギュラー初勝利を挙げ、吉本も今季すでにトップ10入り4度で一躍優勝を期待される選手となった。よく食事などをともにするふたりの活躍を見て「私も早く追いつきたい」と、大きな刺激を受けている。
特に身長152cmとこちらも小柄な吉本に対しては、「本当に身長が変わらないのに、（吉本は）152cmって言っている。それなら私も152cmって言っちゃおうかな（笑）」と“ライバル心（？）”も強い様子。ここでも、同級生に追いつきたいという気持ちでいっぱいなようだ。それを聞いた身長165cmの新垣は「私からしたら、どっちも同じですけどね」と笑ったが、そんな一幕からも普段の仲の良さが伝わってくる。さらに2日目は田中、新垣に加え、こちらも同スコアの勝みなみとのラウンドも決定。にぎやかな一日となりそうだ。
また同世代のなかで最上位につけた3アンダー・2位タイの淺井咲希も「ずっと（同世代を）追いかけているけど、まだ追いついていない。いい刺激をもらいながら、もっと上を目指したい」と、この争いを力に変える。2アンダーには山路晶も名を連ね、1アンダー・14位タイには小祝さくら、三浦桃香が続く。この“黄金世代”の覇権？争いが、どのような結果を生むのかにも注目したい。（文・間宮輝憲）
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