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2日連続のイーグルで優勝争いに名乗り　上田桃子に逆転Vへの“吉兆”あり！

＜フジサンケイレディスクラシック 2日目◇27日◇川奈ホテルゴルフコース富士コース（静岡県）◇6376ヤード・パー71＞
今季1勝の上田桃子が、1イーグル・2バーディの「67」で前日の14位タイから2位タイに浮上。単独首位に立った2打差の吉本ひかるを追走する。
上田桃子がくまモンとハグ！？【写真】
477ヤードの4番パー5。ピンまで210ヤードのセカンドショットで、3番ウッドを振り抜くと、これを8mにつけ2オンに成功。その後ファーストパットで沈め、初日の8番に続き2日連続でのイーグル奪取となった。「雨が降ったり、寒かったり（気温10.8度）で難しかった。ハーフターンも50分くらい待ちましたし、タフなコースでノーボギーはうれしい」と一日の感想を述べたが、それでも「フィーリングは、この2日間あまりよくないし、70点くらいですね」と満点のラウンドとはいかなかった。
会場入り前、指導を受ける辻村明志コーチのもと、しっかりと調整を積んで臨んだ大会ながら、調子自体は「平均点」。寒さもあってか、「下半身には力が入らないし、ビシッと決まるような感じではなかった」と不安を抱えながらプレーが続いた。それでも大きなミスもなく18ホールを乗り切るのは、ツアー14勝を誇る実力者の底力といえる。
昨年大会は3位タイとあって、今年はリベンジを期す3日間となる。もともと川奈は「苦手なコース」というが、昨年キャディから「高麗グリーンの目を気にしない方がいい」などのアドバイスを受けたことがハマり、苦手意識を払しょく。その良いイメージは消えることはなかった。「去年は後半自滅した。上り5ホールをキーと考えて、同じ失敗をしないようにしたいです」と、1年前の悔しさを糧にする。
さらに、“吉兆”も上田の背中を後押しする。今季初勝利をつかんだ「Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント」ではプロアマで優勝。その後の本戦では申ジエ（韓国）を見事な逆転でくだした。今週もその時と同様にプロアマで勝利。「いい流れでいけそう」と、ゲンも担いでいる。
平成最後の戦いとなる今週。“黄金世代”の一人がトップに立つ大会で、昭和61年生まれの上田が、逆転を狙い20歳の背中を追う。（文・間宮輝憲）
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