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新しい自分で新時代に優勝を　永井花奈、令和初Vへのカギは前半にあり

＜パナソニックオープンレディース 2日目◇4日◇浜野ゴルフクラブ（千葉県）◇6566ヤード・パー72＞
初日に5アンダー・3位タイにつけて「いいプレーができたぶん、イライラしなかったのも良かったですね。明日も気持ちをポジティブにやっていきたいです」と話した永井花奈。2日目も3バーディ・ノーボギーと3つ伸ばしてトータル8アンダーの3位タイに浮上した。「今日もそこまでイライラしなかった」とこの日も冷静さを欠くことはなかった。
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「すぐに怒る」メンタル面は常に課題。「KKT杯バンテリンレディス」で「間近でプレーを見たい」とキャディを務めたコーチの辻村明志氏コーチからのフィードバックでも、やはりポイントに上がったという。
特にスコアがでるコースでは、ミスしたときに余計に怒りを感じがち。「私はイライラしがちなので、難しいコースの方が合っているのかもしれません。難コースの方がミスをしたときに“もったいない！”と思うことが少ないです。それでもイライラしちゃうんですけど…（苦笑）」。他にも自分の持ち味である100ヤード以内をミスしたときに、いら立ってしまうという。
それがスコアの伸ばし合いとなっているこの2日間では、気持ちを保てている。初日に比べて2日目はミスが目立ったが、その状況でも落ち着いていた。「序盤で連続バーディが獲れたことで、自分の中でいい緊張感が生まれてミスに対して怒ることはありませんでした」と前半から上位争いをできたことが、メンタル面へ良い効果を生み出した。
今年はコーチ、トレーナー、クラブ、そしてウェアに至るまで全てを一新。ここまで大きく変えるのは珍しいが、「全てが変わった分、“前はどう”とかを考えずにできています。また今はやるべきことが多いので、成績よりもそっちに集中してできています。前が良かった、と思うことは一つも無いですね」と良い面を強調。新元号・令和についての質問でも、「新しい自分で新しい時代で（勝ちたい）」と時代と自分を重ねた。
勝つためのキーポイントに挙げたのは前半。「明日も伸ばし合いになりそうです。最初からスコアを伸ばしていってトップから離れないようにしたい」。スコア的にもメンタル的にも序盤が大きなカギとなりそうだ。（文・秋田義和）
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