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平成から令和へ この31年の女子ゴルフの進化を小林浩美はどう見たか【記者の目】

第1回「パナソニックオープンレディース」は新元号となって最初の国内女子ツアーということもあり、“令和初優勝”に大きな盛り上がりを見せた。
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大会の舞台となった浜野ゴルフクラブは、1986年から97年まで「富士通レディース」が行われていたコース。平成元年となった89年も、もちろん開催されていた。ということで、平成から令和となる、この31年での女子ゴルフの変化を、平成元年にプロ初優勝を挙げ、浜野ゴルフクラブで行われた富士通レディースでも95年大会に優勝、そして現在は日本女子プロゴルフ協会(以下、LPGA)の会長でもある小林浩美に聞いてみた。
31年で大きく変化したのは全体のストロークだ。平成元年の富士通レディースは優勝スコアこそ12アンダー(エイミー・ベンツ)と今年の勝みなみと変わらないが、カットラインは今年の2アンダーに対して、3オーバー。ストロークにして5打も違う。ちなみに89年のヤーデージは総距離6376ヤードでパー73。今年のセッティングより約200ヤード短く、パーも1つ多い。
全体のスコアが大きく良くなったことについて小林は、「まず飛距離が格段に違うと思います」と飛ばし屋が増えたことを理由に挙げる。「私は飛ぶ方でしたが、全体的な飛距離は今とかなり違います。当時のクラブはパーシモンでボールは糸巻き。それが如実にスコアに表れていると思います」。ギアの進化が大きくつながっていたという見立てだ。
「この試合だけでなく、シーズンの平均ストロークでも、この31年でアンダーパーの人が格段に多くなっている。昔はこんなにいなかった。アンダーパーが出始めたのは2000年からで、当時はオーバーパーでしたから」。実際に平成元年シーズンと平成最後の30年シーズンを比較すると、元年のトップは高村博美で72.6701。30年のトップは申ジエ(韓国)の70.4269。この30年で約2打も減っているのだ。さらに30年のアンダーパー10人に対して元年は一人もいない。
この数値の変化に大きく関わっているのは、ギアの進化を含めた、ショット力の向上ではないかと小林は考える。
「精度が格段に今の選手の方がいい。ショットがいいので、あとはパターが入るかどうか、という選手が増えています。特に今回の浜野ゴルフクラブはバーディを獲るセッティング。こういうコースではショットの精度が良くないとチャンスにつかないですし、それをどこまで入れられるか。そこができる選手が増えたことが大きいですね。この31年で一番変わったのはショットの精度と飛距離だと思います。ティショットが良くなっているわけですから、当然、セカンド以降で打つクラブの番手も短くなっています。そのぶん、チャンスにつけられていることも影響していると思います」。
ショートゲームといった小技の部分以上に、ショット力が当時とは違うというのを小林は感じ取っている。
ショットの精度が良くなったことについて、今大会のテレビ中継でラウンド解説を務めた茂木宏美が面白い見方をしている。
「今はインターネットが普及したことで、情報がかなりあふれています。だから、自分にあったスイングやクラブ、練習方法が以前に比べてかなり見つけやすい。アメリカの情報だって簡単に入ってきます。昔は雑誌だったり、先輩だったりと情報源が限られていましたから。今ではそれらたくさんの情報をうまく活用することで、全体的なレベルが上がっているように感じます」(茂木)
Windows95の登場によるパソコンの爆発的な普及、IT革命、そして携帯電話、スマホの登場、YouTubeといった動画共有サイトの誕生…。このような“情報化社会”への変化が、ゴルファーの技術向上にも大きな影響を及ぼした。
残念ながら89年はドライビングディスタンスのデータが残っておらず、平成元年と令和元年の飛距離の比較をすることはできなかった。だが、逆にいえば令和となった今では、ドライビングディスタンスだけでなく、フェアウェイキープ率やリカバリー率といったデータがLPGAの公式サイトで誰でも簡単に閲覧することができる。過去の数値までアーカイブされており、自身の長所や短所、成長がより明確になった。こういった部分も選手の成長につながっているのではないだろうか。
今回挙がらなかった部分でも、宮里藍の登場によるジュニア層の拡大、グリーンキーパーの技術向上によるコンディンション良化…、などなど平成に起こった様々な出来事・変化が選手層の拡大、スコアの全体的な向上につながったのが、この31年だった。これから始まる令和の時代では、選手たちはどのような進化を遂げていくのだろうか。(文・秋田義和)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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