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大活躍のシンデレラガール 渋野日向子は切り返しからが満点!【辻にぃ見聞】

「パナソニックオープンレディース」で国内女子ツアーは9試合が終了。多士済々のツアーらしく新たなスターがどんどん出てきている。そんな女子ツアーで、上田桃子らを指導するプロコーチの辻村明志氏が気になった選手をピックアップ!
辻村氏大絶賛の切り返しがこちら!【写真】
■攻撃力抜群のシンデレラガール 諦めない気持ちも魅力的
河本結がツアー初優勝、吉本ひかるが2試合連続で2位となるなど、今年も“黄金世代”が活躍を見せている。その内のひとりが渋野日向子。ツアー本格参戦初年度のルーキーながら2戦目の「ヨコハマタイヤ PRGRレディスカップ」で6位タイ、そして「KKT杯バンテリンレディス」では初日最下位から予選突破を決めて20位タイに入った。さらに翌週の「フジサンケイレディス」で2位タイ、「パナソニックオープンレディース」でも最終日に一時はトップに立つなど、存在感を見せている。
河本が昨年のステップ・アップ・ツアー賞金女王、吉本はアマチュアでステップ優勝するなどすでに実績を残していたのに対し、渋野は昨年2度目のプロテストに合格。レギュラーツアーでは予選突破ゼロ。ステップでも安定感を見せていたものの優勝はなく、プロの試合で“これ”といった実績があるわけではなかった。
そんな渋野の活躍に、辻村氏も目を丸くする。「バーディを獲れる攻撃力がありますよね。安全優先なゴルフを全くしていません。自分の良さを発揮しよう、というのが見てとれます。空回りすることを恐れていたら、あそこまでアグレッシブにいけません」。尊敬する選手に鈴木愛を挙げるだけあってグリーン上も強気そのもの。「鈴木さんを目指しているのがパッティングを見てとれます。絶対に届かせる、という気持ちを感じさせますね」。強気のパットでパーオンホールの平均パット数は堂々一位だ。
簡単に諦めないところも鈴木を彷彿とさせる。「初日に最下位。ある意味、捨て試合のようになってもおかしくないですが、諦めずにプレーしたことで予選を突破、そして翌週以降への流れをつかみました。決して爆発力だけではできないことです」と気持ちの強さも武器のひとつだ。
■フィニッシュで反動が出るほどの勢い 秘訣は切り返しにあり
ショットの面でも辻村氏は賛辞を惜しまない。「スイングにキレがありますね。振り切れていて見ていて気持ちいいです」。それが分かるのがフィニッシュ。「女子プロはフィニッシュでピタッと止まる選手が多いですが、彼女は振り切った勢いの反動で、自分の前までクラブが戻ってきています。これは自分の体をフルに使えているからできること」。ドライビングディスタンスは18位。小気味いいだけでなく、しっかりと飛距離も出ている。
このフィニッシュを生み出しているのが、切り返しからダウンスイングにかけての動きだと解説する。「力強く振れる秘訣は、渋野さんの切り返しからの動きにあります。まず、軸がしっかりあって、頭が左右にぶれていません。そして左肩は開かず、右肩が前に出てくることもない。そしてクラブのヘッドがしっかりと頭の後ろにある。このポジションは上体や腕を使って切り返したり、リキみがあったら絶対にできません。フィル・ミケルソンやセルヒオ・ガルシアのようです。これだけヘッドを効かせられる状態をつくれたら、フィニッシュで止まらず反動で戻ってくるのもうなずけます。この切り返しは満点に近い。アマチュアのみなさんにもトップの左腕のラインとシャフトの角度、そして切り返しで腕とシャフトの角度がほどけずためがつくれているところをマネしてもらいたいですね」。下半身主導で切り返せているからこそのポジションだと絶賛した。
もうひとつ、辻村氏が注目したのがアドレス。渋野は腕を伸ばした時にヒジが極端に外側に曲がっている。細身で若い女性に多いこの腕では、ヒジを突っ張って構えてスイングするとクラブの抜けどころがなくなり、振り抜きの悪いスイングになってしまう。その工夫がアドレスからあるという。
「渋野さんはヒジが外側に出ているので、腕を伸ばしたハンドダウンで構えますが、背中が一切丸まっていません。姿勢がいい。だから重心の低い構えになります。姿勢の悪いハンドダウンの構えでは重心が低くなりません。背中が丸まっていないから最後まで重心を低く保てているんです。また、しっかりと手の先まで気が通っています。だから腕を伸ばしたスイングでも途中で腕が緩むことがありません。三角形が崩れないんです」
また、新たに現れた黄金世代のスター候補。シード獲得、そして初優勝する日も遠くはなさそうだ。
解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦した。転身後はツアー帯同コーチとして上田桃子、山村彩恵、藤崎莉歩、松森彩夏、永井花奈、小祝さくらなどを指導。様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。ツアー会場の愛称は“おにぃ”。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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