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“笑顔のち涙のち笑顔” メジャーでの初優勝で渋野日向子が流した「久しぶり」のうれし涙

<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 最終日◇12日◇茨城ゴルフ倶楽部 東コース(茨城県)◇6560ヤード・パー72>
トータル12アンダーをマークした渋野日向子が、ペ・ソンウ(韓国)を1打差で抑え込みメジャー舞台でツアー初優勝。史上最年少の20歳178日で「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」を制した。
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最終18番ホール。勝利を決めるパーパットを決めた瞬間、ニューヒロインの誕生にコースは大歓声に包まれた。すぐに、普段から仲のいい大出瑞月や同級生の大里桃子、河本結らからウォーターシャワーで手荒い祝福。「こんなに早く、しかも大きな大会で水をかけてもらえる日が来るとは」。そんな幸せな時間を過ごした後、こみ上げる思いをこらえきれなかった。最後まで、トレードマークの「笑顔」で過ごした4日間を「いつぶりかな」といううれし涙で締めくくった。
「緊張しないようにと思っていたけど、しょっぱなからボギー。やっぱり緊張しました」と、重圧は想像以上のものだった。「まだ何ホールもある。大丈夫」。そう自分に言い聞かせ、気持ちを奮い立たせた。2番ですぐにバーディを獲り返すも、4番でボギー。だが続く5番で再びのバウンスバックとなるバーディを、10m残したパットを沈めて奪って勢いづいた。ソンウとの抜きつ抜かれつの優勝争いは、「いつも通り、いつも通り」と心で唱えていた。でも「やっぱり、これまでみたいに笑えなかったですね」。
並走するソンウが、16番でダブルボギーを喫して2打差のリードを奪っても、「18番(パー5)は風もフォローだしイーグルもある」と最後まで気を抜けない展開。17番ではバーディパットを外した後、目をグッと閉じて天を仰ぐようなポーズも。「嫌な距離(1m)を残してしまって。集中力を高めていました。あの距離は手が震えてしまうので」。最後のホールはバーディパットを外して「恥ずかしかった」と苦笑いを浮かべたが、何も恥じることのない、ルーキーとは思えない見事な勝ちっぷりだった。
「元々喜怒哀楽を激しいタイプなんですが、感情が出るときはスコアを落とす。それでいつも笑顔で回ることにしました」。プロテストに合格し、ステップ・アップ・ツアーを中心に出場していた去年から、より強く“笑顔のラウンド”を心掛けるようになった。父の悟さんも、「あまり人前で怒りを露わにするのはいいことじゃない」と助言を送り続け、今の“スタイル”が確立された。
そんな渋野がうれし涙を流したのは「久しぶりですね。高2の全国団体戦で勝った時以来ですかね」。その後は、プロテスト不合格、QT失敗などもプロ人生のスタートで経験した。「悔し涙はしょっちゅうでした」。全てを打ち消すような、最高の日になった。
「1勝で終わらず、2勝、3勝できるようになりたい。まだ何試合もあるので頑張りたいです」。まだ実感が湧かないなか、今後の目標を語った。そして、勝利の要因について聞かれると、渋野はこう答えた。「やっぱり笑顔ですね」。もちろんその時は、すでに涙の跡も乾き、この4日間で最高の笑顔がはじけた。(文・間宮輝憲)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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